暑さの厳しい一日でした。
そんな炎天下の中、瀧谷不動尊で、お一人の方がお滝修行の初日を迎えられました。稲垣 香里様です。
お滝に入る前には、護身法や結界の張り方、お滝場を開くお作法、閉じるお作法など、一つひとつ確認しながら進めていきます。
形だけを覚えるのではなく、その場に心を合わせることが何より大切だからです。
お滝に入られている間、私は祝詞や陀羅尼、真言をお唱えしながら静かに見守っていました。
すると、言葉では説明しにくいのですが、お滝場とはまた違う静かな空間が広がり、その方がそこに包まれているように感じました。
修行を終えたあと、お互いに感じたことを語り合いました。
その方は幼い頃、人のオーラが見えていたそうです。しかし成長するにつれ、その感覚は次第に薄れていったとのこと。
ところが、私と稲垣様とのご縁をいただいてから少しずつ感覚が戻り、この日は、お滝から上がって目を開いた瞬間、私の周りに色(金・黄色、緑)のついたまばゆい光が見えたと話してくださいました。
それが本当なのかどうか、証明することはできません。
大切なのは、「見えた」という現象そのものではなく、その人の心が澄み、感性が開かれていくことです。
東洋医学もまた、目に見えるものだけを扱う医学ではありません。
気や心、季節との調和、人と人とのつながり…。
どれも目には見えませんが、確かに私たちの身体や人生に影響を与えています。
見えないものを否定するのでもなく、盲信するのでもない。
ただ静かに向き合い、自然の流れの中で受け止めていく。
そんな姿勢を、お滝はいつも教えてくれるように思います。
修行とは、自分を強くするためではなく、自分を静かに整え神仏の存在を実感するための時間なのかもしれません。
過去ブログ
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