日々のしおり

梅雨の心身不調とその対策

季節と共に

~東洋医学から考える、この時期を軽やかに過ごすコツ~

 みなさま、こんにちは。

 梅雨に入ると、こんなお悩みは増えていませんか?

・朝から身体が重い
・頭がぼんやりする
・視界がはっきりしない
・関節が痛む
・気分が落ち込みやすい
・むくみや胃腸の不調が続く

 実はこの時期特有の「湿気」が、身体の働きに影響していることがあります。

 東洋医学では、梅雨のような高湿度の環境では、体内の水分代謝が滞りやすくなると考えます。今回は、湿気による不調の仕組みと、日常でできる対策をお伝えします。

梅雨の不調は「水の巡り」が関係しているかもしれません

 梅雨の時期は、汗や尿として排出されるはずの水分がうまく巡らず、身体の中に停滞しやすくなります。

 すると、

・雨の前後に心も体もなんとなく不調
・身体が重い
・むくみやすい
・関節が痛む
・胃腸の調子が落ちる
・頭がすっきりしない

といった症状につながることがあります。

 特に関節痛では、

「何かが張りついているような感じ」 「雨の前になると重だるい」

という訴えをよく耳にします。

 交通事故後の違和感や古傷が、雨の前後で強くなる方も少なくありません。

 こうした時期は、身体を少し”乾かす””巡らせる”意識を持つことが大切です。

梅雨を快適に過ごすための生活習慣

① 軽く汗をかく習慣を作る

湿気による停滞には、まず身体を動かすこと。

激しい運動でなくても、

・散歩
・ストレッチ
・軽い筋トレ
・階段を使う

程度でも十分です。

 特にデスクワーク中心の方は、意識して身体を動かすだけでも変化が出やすくなります。

② 冷たい飲食を控えめにする

 冷たい飲み物や食べ物が続くと、胃腸の働きが落ち、水分代謝にも影響しやすくなります。

特に、

・就寝前のアイスや冷たい飲み物
・冷たい麺類ばかりの食事
・冷たいアルコールの飲みすぎ

には注意が必要です。

 「完全に禁止」ではなく、温かいものを少し増やす意識がおすすめです。

食事は”日本の気候に合うもの”を意識する

 日本は高温多湿の環境です。

 そのため梅雨時期は、身体を冷やしすぎず、胃腸を助ける食事を意識すると楽になる方が多くみられます。

おすすめは、

・味噌汁
・ぬか漬け
・発酵食品
・和食中心の食事

 こうした食品は腸内環境を整えやすく、結果として身体の巡りを助けることがあります。

 一方で、乳製品は体質によっては重だるさや胃腸症状につながる方もいます。

 実際に、私が以前教員として勤務していた頃、ヨーグルト中心の習慣を納豆やぬか漬けへ変えたことで、お通じや顔色が改善した学生さんもいました。

 もちろん個人差はありますが、この時期に体調の変化や何らかの症状が気になる方は、水分の巡りが落ちていないか意識してみるとよいかもしれません。

水分の巡りが落ちているサインをチェックしてみましょう

こんな症状はありませんか?

・軟便になりやすい
・便がねっとりする
・便の最後が柔らかい
・むくみやすい
・身体が重い

 もし当てはまるなら、水分代謝が少し落ちているサインかもしれません。

まずは、

・少し身体を動かす
・冷飲食を減らす
・和食を増やす
・胃腸を冷やしすぎない

 このあたりから始めてみてください。

まとめ

 梅雨の不調は、単に「気分の問題」ではなく、湿気による身体への負担が関係している場合があります。

 この時期は、

・適度に動く
・冷やしすぎない
・食事を整える
・水分代謝を意識する

 こうした積み重ねが、夏を元気に迎える土台になります。

 一の会鍼灸院では、東洋医学の視点から、その方の体質や生活に合わせたケアを行っています。

 梅雨時期の不調が長引く方は、無理をせず早めに身体の声を聞いてあげてください。

 どうぞ健やかな梅雨をお過ごしください。

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