日々のしおり

【起床後に頭痛と吐き気。その原因は“脳”ではなく…?】

酒井 つぐみ

「起きたら頭痛と吐き気がして。
もしかしたら脳の病気なのかな・・・と思うと、怖くなって・・・」
とある患者さんが受診してくださった。

詳しく最近の様子を伺うと、
「そういえば数日前、息子から仕事のことで相談があって。
大丈夫かなあ、としばらく気にかけていました。」と。

身体を診てみると、
みぞおちのところがかたーくなり、呼吸も浅くなっているのが分かった。

心配ごとが続くと、気が内側に塞がって、巡りが悪くなる。
それによって、みぞおちが塞がれて、全身の巡りが滞る。
今回の症状は、その結果として出た症状だった。

手と頭のツボに一本ずつ鍼を刺す。
それだけで、固かったみぞおち部分がゆるみ、
呼吸も深く入るようになった。

それ以降、頭痛や吐き気の諸症状もなくなり、
「午後からやろうと思っていた畑仕事もはかどりました!」
と喜んでくださった。

症状が出る「原因」はひとりひとり違う。
症状だけでなく、その人の背景ごと捉えることが
大切だと改めて実感した出来事でした。

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