日々のしおり

【めまいの原因は“身体の左右差”!?】

酒井 つぐみ

朝起きようと思ったら、天井がぐるっと回る…
振り返るタイミングでぐらっとめまいがする…

「ちょっと頭を動かすとぐわんぐわん回って。
特に朝起きるときや、振り返るときが怖いんよ…」
とある患者さんは、そんな不安を話してくださった。

病院では、耳に関わる異常として説明されることが多い「めまい」。

でも東洋医学では、
「身体の左右でバランスがうまく取れなくなっている」
と考える。

では、左右のバランスをどうやって探っていくのか。
東洋医学では、左右の脈・お腹・背中の状態を丁寧に診ていく。
実際に身体を診ると
脈の打ち方が左右で大きく違ったり、
右だけ肩や首がガチガチだったり、
背中の張り方が左右で違ったり、
お腹の硬さに偏りがあったりする。

つまり、
身体の中で「流れやすい側」と「流れにくい側」ができている。

左はスムーズに流れているのに、
右はどこかで引っかかって流れにくい…。

特にめまいは春先に増えることが多い。
それは、春は冬のあいだ内側にこもっていた
身体の流れが外へ向かって動き始める季節だから。

その時に、例えば右側で流れが詰まっていると、
右だけが滞ってしまう。

すると、身体の左右でバランスが崩れ、
ふわふわとしたり、ぐるっと回るような「めまい」として現れることがある。

鍼灸では、
こうした「流れの滞り」をほどきながら、
身体が自然に巡れる状態を整える。

「なんとなくずっとフワフワする」
「検査では異常がない。でもめまいが続いていてつらい」
そんなめまいは、
身体全体のバランスを整えることで、少しずつ落ち着いていくことがあります。

病院では耳の異常とされるめまい。
東洋医学では、「左右のアンバランス」という意外と単純な問題。
気の世界って不思議だけど、奥深いなあといつも思います。

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