朝起きようと思ったら、天井がぐるっと回る…
振り返るタイミングでぐらっとめまいがする…
「ちょっと頭を動かすとぐわんぐわん回って。
特に朝起きるときや、振り返るときが怖いんよ…」
とある患者さんは、そんな不安を話してくださった。
病院では、耳に関わる異常として説明されることが多い「めまい」。
でも東洋医学では、
「身体の左右でバランスがうまく取れなくなっている」
と考える。
では、左右のバランスをどうやって探っていくのか。
東洋医学では、左右の脈・お腹・背中の状態を丁寧に診ていく。
実際に身体を診ると
脈の打ち方が左右で大きく違ったり、
右だけ肩や首がガチガチだったり、
背中の張り方が左右で違ったり、
お腹の硬さに偏りがあったりする。
つまり、
身体の中で「流れやすい側」と「流れにくい側」ができている。
左はスムーズに流れているのに、
右はどこかで引っかかって流れにくい…。
特にめまいは春先に増えることが多い。
それは、春は冬のあいだ内側にこもっていた
身体の流れが外へ向かって動き始める季節だから。
その時に、例えば右側で流れが詰まっていると、
右だけが滞ってしまう。
すると、身体の左右でバランスが崩れ、
ふわふわとしたり、ぐるっと回るような「めまい」として現れることがある。
鍼灸では、
こうした「流れの滞り」をほどきながら、
身体が自然に巡れる状態を整える。
「なんとなくずっとフワフワする」
「検査では異常がない。でもめまいが続いていてつらい」
そんなめまいは、
身体全体のバランスを整えることで、少しずつ落ち着いていくことがあります。
病院では耳の異常とされるめまい。
東洋医学では、「左右のアンバランス」という意外と単純な問題。
気の世界って不思議だけど、奥深いなあといつも思います。





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