日々のしおり

薬物治療が無効であった 血尿・血痰

呼吸器

この記事について

 薬物治療が無効であった症状に、鍼灸治療が奏功した症例です。

60歳代後半   既婚  女性  主婦

主訴の経過

 血痰は、約10年前に肺結核を患ったときから度々喀出されており、日常的に胸苦しさと痰を伴なっており、特に仰向けに寝ると胸苦しさが増悪するとのこと。

 毎年定期的に病院でレントゲン撮影を受け、肺の一部が石灰化しているとの診断。毎年、春秋に増悪されます。

 その後、まもなく膀胱炎を発症し、以来毎年、春夏と秋に度々血尿が出るようになられたとのことで、排尿時の違和感は日常的に在り、血尿時は違和感に加えて痛みを伴うとのことです。

 今回は1週間前から血尿とそれに伴う痛みと違和感が現れ、知人の紹介での受診。

 その他、動悸・手足のしびれと冷え・手のこわばり・めまい・胸やけ・痔疾・多夢・寝汗・身体の左右感覚が異なるなど、湿痰証特有の多彩な随伴症状を伴っておられました。

考 察

 治療過程では、ご自身の幼少期の成育歴をお話下さり、そのことから、ご自身に対して否定的で、自己肯定感が著しく乏しいことなどをお話しくださいました。

 このことに起因して、自分の欲求よりも常に相手を優先し、常に「〇〇しなくては」という義務感で生きてこられたこれまでの人生の生き方など、たくさんお話しくださいました。

 このようなメンタルの状況は、身体には緊張として現れており、緊張によって正常な体液と体内の熱(エネルギー)の代謝に異常をきたしていると判断。

 治療は、ご自身の自己肯定感が高まり、これまでの人生に対しても肯定的になることが出来るよう、会話を通じて促し、身体の緊張を解きながら熱との排泄を促す鍼治療を施しまた。

使用経穴

 

内関穴  足臨泣穴 章門穴 上巨虚 穴・豊隆穴  百会穴   身柱穴

上記経穴をその都度2~3穴選択。

治療経過

2週間に1回の通院・治療。

治療の都度、メンタルカウンセリングを継続。

約2か月半後、5診目、血尿とそれに伴う痛みと違和感が消失。

痰の色が黄色から透明になり、痰の粘性が低下すると共に胸苦しさやその他の随伴症状もほぼ消失。

以後、血尿の再発は無いものの、痰がきれいに治まらないので、月1回程度の養生治療を継続してくださってます。

うれしいですねぇ、ありがとうございます!!

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