この甘草、漢方薬ではどのような目的で用いられるかと申しますと、気の動きゆっくりさせる作用を利用します。
たとえば、漢方薬をお腹に長く留めて、じっくりと効果を持続させたいときは、この甘草の量を増やします。
極端な場合ですと、下痢を止める場合にも用いられます。
身近なところでは、食後の消化をゆっくりとさせる働きを利用してますねぇ。
たとえば、食後の甘いデザートなどを頂くことで、満腹感・満足感がより長く持続させようとするのがそれです。
白・黒砂糖やはちみつも、基本は同じ作用があります。
強いて言いますと、はちみつの方がより長く緩める・留める作用を持続してくれます。
ですから、はちみつは漢方の丸薬を練る際に、用いられるのですよね。
じ~っくりと長く効かすために。
丸薬を、 胃の中に長く留めておくためにです。
ところがこの甘味、過ぎるととんでもないことを、やらかします。
このところは、追々書いて参ります。
ですから、砂糖などの強烈な甘みの作用を考えますと、単純に身体に良いとか悪いとか、言えないんですよね。
要は、用い方ですね。
次回、また続きを書きます(*^。^*)
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