こんにちは、院長の奥さんです。
ご無沙汰しております!
緊急事態宣言が出されて3日が経ちました。
ウィルスという、見えない敵から総攻撃を受けているような、不安な毎日をお過ごしの方も多くおられることでしょう。
感染拡大が一日も早く終息することを願うばかりですが、このような状況の中で、日々患者さんや感染者の方々のケアにあたっておられる医師や看護師の皆様、
また直接の医療現場以外においても社会貢献に立ち上がる人々がたくさんおられます。
その姿を見て、東洋医学を標榜する我々が、社会に貢献できることは何だろうかとずっと考えていました。
東洋医学には「治未病」(みびょうをちす―未だ病まざるを治す)という言葉があります。
例えば同じ空間にいても、必ずしも全員が感染するわけではないですよね。
今回のウィルスは感染力が強いと言われていますが、そこには一定数の”感染しない人”が居るはずなんです。
感染する人としない人、何が違うのでしょう。
私は感染症の専門家ではありませんが、現代医学では「免疫力」と表現される、ウィルスなどの外敵から身を守る力ですね。
一方、東洋医学では「衛気(えき)」と呼ばれる「気」が身体から出て、身体の周りをぐるぐると回り、外敵の侵入を防いでいると考えます。
身体の「気」が弱ると、「衛気」も当然ながら弱くなります。
ところで私は20年以上、医療機関に勤めていますが、毎年インフルエンザの予防接種は受けていません。
けれども、罹ることがないのです。(正確には一度だけ、ありました)
かなり前のことになりますが、ある年、職場の人が次々にインフルでダウンしてしまい、孤軍奮闘したことがありました。
数日間はなんとか頑張っていたのですが、「もうアカン」と思った直後、ついに自分もダウンしたのでした。
当時はまだ「気」についてあまり興味もなかったのですが、後にこのような医学の世界を知り、「そういうことだったのか!」と納得できたのです。
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テレビなどのマスメディアから流れる情報は、ある程度メンタルの強い方や訓練された方は大丈夫かもしれませんが、
そういったトレーニングを受けていない多くの方にとっては、恐怖や不安をあおるものになってしまいがちです。
心が不安でいっぱいになっていると、「気」の流れを妨げます。
流れが滞ることにより、身体全体の「気」がうまく巡らないので、身体は本来の力を発揮することができなくなります。
すなわち、先ほど申し上げた「衛気」も十分機能しなくなってしまいます。
我々、東洋医学を掲げる治療院では、皆様のお身体の状態を、顔色や脈、舌、皮膚の状態などから東洋医学的に判断し、お身体が本来の力を発揮できるような治療を行います。
「気」が整えば、衛気はしっかりとお体を防御してくれるでしょう。
非科学的かもしれませんが、古代から現代まで受け継がれてきたものにはやはり根拠があるのです。(根拠がない、まやかしのものは淘汰されます)
先人たちはまさに命がけで病に打ち勝つ方法を探求し、後世に伝えてくださったのですね。
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そして、順番が逆になりましたが、
健康に過ごす基本はやはり、日々の暮らしかたにあります。
(これは残念ながらマスメディアではあまり流れませんね💦)
★健康的な食事を、感謝を持っていただきましょう。
★適度な運動(できれば少しでも太陽の光に当たることが望ましいです)、十分な休息(睡眠)をとりましょう。
★マスクをして、浅い呼吸になっていませんか? 意識的に、深い呼吸をする時間を作ってみましょう。
★家族や身近な人たちとの関係は平和でしょうか? このような状況を乗り越えるには、身近な人達との人間関係が大きな力になります。
感染予防の具体的な方法については、専門家がたくさんいらっしゃるので、お任せしたいと思います!
我々は、東洋医学の宝である「未病治」を以て、わずかな力ではありますが、社会のお役に立たせていただくことが出来れば幸いです。
以下、日々の暮らし方などについて、院長が書き綴った過去ブログのリンクです。
よろしければご参考になさってくださいね。
* 批判と平和と病と
最後までお読みくださり、ありがとうございました(*^-^*)
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