日々のしおり

28.食―天地人の気

東洋医学

 前回は、季節の気を受けた旬の食について書いて参りました。

 

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 旬のものを頂くのは、季節の気を心身に満たすことでした。

 

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 東洋医学では、季節というのは天の気=働きと考えます。

 

 そして天の気を受けて大地からは、様々なものが生まれてきます。

 その大地には、その地域特有の「気」があります。

 これを東洋医学では、「地気(ちき)」というのです。

 

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 いわゆる、土地の気ですね。

 

 その地域特有の地気を受けた食材は、その土地に住む人に最もマッチングします。

 そしてその地域に住む人の気質となって現れるのですねぇ。

 

   f:id:ichinokai-kanazawa:20200330154544j:plain 五平餅

 気候風土、土地の気に寄り添った食べ物、その地域の気を受けて育ったものを心身の活力にするのですねぇ。

 気候風土に培われたその土地の郷土料理は、そこに住まう人々の長年の経験と知恵の結晶のようなものです。

           f:id:ichinokai-kanazawa:20200330154706j:plain ほうとう

 旅先でその地域の食べ物を頂くと、その土地やそこに住まう人々の気に触れるような感覚になることってありませんか?

 食べ物には、天の気地の気、そして人の気に満ちあふれているからですね。

 

 現在は流通が発達していますので、遠く離れた外国の食べ物も、簡単に手にすることができます。

 

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 これはこれで、異国の天地人の気に触れる楽しみと喜びがあります。

 ですが、気候風土の異なる地域の食べ物を日常的に口にしますと、住んでる土地の気質と合わなくなってきます。

 極端な例をあげますと、熱帯地方では、身体を冷やす作用のある果物が豊富に取れます。

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 また寒冷な地方では、身体が温まる作用のある動植物が好んで食べられます。

           

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 ところが寒冷地の人が、冷やす作用のものを日常的に取るとどうなるでしょうか。

 また熱帯地方の人が、身体を温める作用のものを日常的に取ると、病んでしまいますよね。

 たまに気候風土の異なる国や地域の人々の食べ物を楽しむのは、日常生活にアクセントをつける意味でも、豊かさを実感できますよね。

 特別な日を除いて日常の食べ物は、まず日本の気候風土に培われた日本食が、もっとも理に適った健康食といえますね。

 

 健康の黄金律

 おいしい!→ 喜び → 幸福感 → 健康

 

 日々、おいしい! そして健康でありましょう!

 

 いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 またお会いいたしましょう。

 ご訪問、お待ちしております。

 

 どうか、みなさまのお役に立ちますように。

 

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