このところ、気の流れを阻害して様々な病を引き起こす、邪気について書いてきました。
大きく横道にそれてしましましたね。💦
また元に戻って睡眠障害に戻りたいと思います。(笑)
さて、昼間、頭に昇った陽気が、夕方から夜にかけて徐々に降りてきて、下腹部に潜むようになると穏やかな目向けが訪れるのでしたね。(下図)
それをお腹で「阻むもの」が、食であったり、食の不適切で生じた病邪であったわけです。
ここまでは、復習です。(下図)
最後に残ったのは、陽気の燃料になる「精」の不足によるものです。
ちょっと以外でしょう?
「精」は、陽気の元になる物質で、飲食物から取り入れた栄養素を夜間にギュッと濃縮したようなものでしたね。
不眠になるのは、昼間に陽気が盛んになりすぎて、「精」を燃やし過ぎてしまい、その結果相対的に陽気過剰になってしまった状態です。
このような状態が一定期間続きますと、陽気がまるで炎のように大きく燃え上がっってしまうことがあります。
すると睡眠に障害が現れて参ります。
深夜にまで及ぶ労働が続いて、過労になってしまった場合などですね。
すると大量に「精」が消費された上に、供給が追っつかないと空焚き状態になってしまいますよね。
一旦このようになってしまうと、ちょっと大変です。
消火活動とともに、精を溜めることのできる状態にしなくてはなりませんから。
他の原因としては、他にいくつか挙げることが出来ます。
ひとつには感情を鬱積させてしまい、熱からまるで火のように燃えあがった状態。(上図、やりすぎでしょかね💦)
「精」を燃やし尽くすって感じでしょうか。(笑)
また過度に味が濃く、辛い物の過食などによっても生じます。
いわゆる「こってり系」といわれる飲食物ですね。
環境に起因するストレスは、なかなか対処するのが大変ですよね。
ですが、飲食はまだ自分で対処することが出来ます。
(むつかしいですがねぇ~、欲求不満が関係してますとね。)
ニンニク、香辛料たっぷりといった飲食物は、たま~にいただくのがよろしいですね。(笑)
これらの食べ物は、体内に熱を生じますので、容易に体液を煮詰めて「痰」という粘性の非常に高い邪気を生み出します。
この熱を持った痰は、睡眠障害だけでなく、双極性障害や統合失調、うつ病などの精神疾患には、当然のように見ることのできる邪気です。
またバセドー氏病をはじめ免疫疾患やアレルギー疾患にも深くかかわって参ります。
鍼治療が、非常に奏功いたします。
次回はいよいよ、健康に生きていくためにはなくてはならない、食について書いて参ります。
みなさま、いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。
次回もぜひ、ご訪問くださいませ。
どうか、みなさまのお役に立ちますように💛
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