今回は、入眠と睡眠の生理が、自然界の気と繋がっていることを解説して、入眠・睡眠障害の簡単なメカニズムまで書き進めて参りますね。
14回目以降の振り返りと、まとめのような感じです。
過去ブログ
『12.睡眠について(1)』 『3.睡眠についてー自然も寝る?(2)』
『14.睡眠についてー飛行機のように(3)』『15.睡眠についてー燃料補給(4)』
夜の睡眠の時間は、人の生命の基盤となる『精』を養うためには、とても大切な時間だということを書いて参りました。
ろうそくを例にしまして、
炎は生命のあかり
ロウは生命を支える大切な物質でしたね。
そのためにも、夜は身も心もゆったりとして、安静に休むのが大切ですね。
みなさま、これまでにこのことは十分に、ご理解いただいてるのではないでしょう。
さて、ここでもう一度、自然と人間との気の連動性・関係性を図示しますね。
昼 間
昼間は、上の図のように、食事を摂りながら夜にギュッと濃縮したエネルギー源、『精』もまた消費しながら活動してます。
頭も手足も、フル活動しますよね。
昼は、陽気が盛ん。エネルギー発散のイメージでしょうか。
夏の気のイメージです。
夜 間
夜になりますと、『精』も使われて、少なくなってますので疲労感も感じてます。
さらに陽気は次第に降りてきて下腹部の奥に潜むようになります。
すると頭部に陽気が無くなりますので、眠くなって意識もなくなるのですねぇ。
夜は陰気が盛ん。
下腹部で『精』をギュギュっと濃縮して固めるといったイメージでしょうか。
冬の気のイメージです。
そして身体が眠っている間に、せっせと明日の活力のために『精』を濃縮し、蓄えます。
ですから、自然界の陰気(固める気)が最も深くなる12時ごろには、人間もまた深く眠っているのがよろしいわけですね。
ですから深く気持ちよくぐっすりと眠れた夜は、朝の目覚めもすっきりとして、日中明るく積極的なこころとからだで活動することが出来ますね。
自然界の気の流れに寄り添って夜を過ごすことが、明日の活力を生み出す良質の睡眠につながること、あらためてご理解いただけたものと思います。
今日は、ここまでにいたしますね。
次回は、良質の睡眠を得るための工夫などについて書いてみようと思います。
みなさま、いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。
また是非、お越しくださいませ。 (*^-^*)
このブログを通じて、みなさまのこころとからだに起きている意味を知って頂き、健康的な生活にお役立てくださればと願っております。
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