11月19日(月)、奈良県御所市にあります葛城御歳神社で「かんながらのみちの話」を聞きに行ってきました。
先ずは境内に立ち入り、ご祭神にご挨拶。
天候は今ひとつでしたが、簡素な佇まいで清々しい気で満ちていました。
なんで神道のお話しを聞きに行ったの? って思われる方もいらっしゃると思います。
これはね、鍼灸医学が宗教と非常に関係が深いからなんですよ。
えっ、そうなん! って思われる方も多いと思います。
異を唱える先生方もたくさんいらっしゃると思います。
ですが古典をみると、誰がどういっても道教や易学の世界観に基づいて人間を観ているんですよね。
ですから、気をあつかう鍼灸家にとって、実は避けて通れないところでもあるんです。
古典をひも解くと、あちこちにいっぱい「神」という言葉が出てきます。
筆者は、唯物論の中医学そのままに漠然と「生命」くらいに思っとりました。
それはその通りなのですが、間違いではないのですが、足りないのですよねぇ~、何かが。
その「何か」を求めての行動です。
仏教も中国に入ってきて多分に儒教や道教の思想が混じってます。
とうぜんですよね、その土地に住む人々の感性に適わないと、布教そのものが出来ないのですから。
ここにきて、神道の勉強ちゃんとしてこなかったなって気が付いた次第です。
ちなみに、古事記や日本書紀くらいは知ってますよ、そういう書物からこぼれて来たくらいの話でしたらね。
まだちょこっと足を踏み入れただけなのですが、道教よりやはり身近に神社のある神道への感覚がしっくりとくるなぁと。
写真は、奈良側から金剛山系を望んでのもの。
立ち上る地気が、なんとも神々しい感じがします。
こういう静かで動的な光景、筆者の好みです。
なんとなく、竜神のイメージが湧いてきたのでした。
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