昨日、学校の授業で学生から、以下のような質問がありました。
汗がサラサラの時と、自分の汗ながら何かベトベトして気持ち悪く感じる時があるのですが、この違いは一体何を現しているのでしょうか、という内容です。
東洋医学は、検査器具を一切用いません。
ですから、日ごろ自分の身体に現れる症候を常に観察するように指導しています。
この汗に違いは、いったい何を現しているのでしょうか。
これは、体液の代謝の状態を現しています。
サラサラの汗は、そのまま体液循環がスムーズに行われていることをしましていますので、汗をかいても、こころと身体は比較的爽快感を伴います。
一方、ベトベトの汗は、体液の粘性が高くなっていることを示していますので、体液の循環が滞りがちとなります。
ですから、汗をかいて不快なだけでなく、なんとなくこころも身体も重いようなだるいような感じを伴います。
この質問をした学生さんも、振り返ると確かにそうですと同意していました。
加えて、どのようなことに起因して、サラサラとベトベトになるのかと質問がありました。
粘度が高くなるのですから、ジュースやスポドリなどの甘い飲料。
そしてクリーム系のものや肉・油類のものを多くとると、ベトベト汗となりやすいのです。
また、ニンニクや香辛料、お酒(特に醸造系)などは、体内に熱を生じますので体液もまた煮詰まるようなイメージで、ベトベトするようになります。
この事もまた、振り返ると確かにそうだ…と納得してしました。
体液の粘度が高まり、汗がベトベトするようになってきますと、身体がなんとなく重く感じたりだるく感じるようになります。
極端な方は、鬱気味になられる方もいらっしゃいます。
夏の飲料は、やはり麦茶が一番。
そして夏野菜で身体を涼しく保って、快適に元気で乗り切りたいものです。
天気しばらくぐずつきそうです。
このうっとおしさを打ち払い、元気で参りましょう!
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