今回は、少しスピリチュアルな話題をお届けします。
11年前、交通事故の後遺症で来院され、症状が改善した後もメンテナンスのために定期的に通ってくださっている50代の女性患者さんから伺ったお話です。この方はもともとスピリチュアルな感性が強く、これまでにも不思議な体験談を何度か聞かせてくれていましたが、今回は私も驚くようなエピソードでした。
4月の診察時に、奈良県の天河弁財天とみたらい渓谷は、水も空気も「気」も清らかで素晴らしい場所だとお伝えしたところ、ゴールデンウィークの連休中に早速ご主人と一緒に参拝されたそうです。
そしてその直後の4月30日、朝起きてしばらくすると、突然激しいめまいに襲われ、何度も嘔吐するほどの状態になったとのこと。ご主人は既に出勤しており、独りでなんとか救急要請して病院に搬送されました。
病院ではメニエール病を疑い、複数の検査が行われたものの、異常は見つからず、点滴治療を受けた後も症状がすっきり治まることはなかったそうです。
帰宅後、徐々に症状が落ち着いてきたそうですが、ふと天河弁財天でもらってきたチラシを見ていたところ、驚くべきことに気づかれたそうです。
発症したその日は「巳の年、巳の月、己巳の日、巳の刻(午前10時)」に始まる「三巳臨時大祭」が開催される日で、なんと彼女のめまいが始まった時刻と大祭の開始時刻がぴったり一致。さらに、大祭が終わる時間に症状が治まっていたことに気づき、驚かれたそうです。
単なる偶然なのでしょうか…?
発症したこの日は、彼女が来院された際、玄関のドアが開いた時からすでに、いつもと何か違う雰囲気を感じていました。私は、治療ブースに入る前から患者さんの「気」を読みます。
治療ブースに入り、顔色(気色)をパッと見た瞬間、普段と大きく異なる印象を受けたのです。
その後、脈診、舌診、腹診、背候診などの東洋医学的診察術を通じて気の流れを確認しましたが、普段は左右で気の流れに差があるこの患者さんが、この日は驚くほど整った状態だったのです。
この彼女の一連の症状は、参拝したことによる強烈な浄化作用によるものとしか考えられませんでした。
こんな話、にわかに信じがたいと思われる方も多いでしょう。それでも、私には自分自身の経験からも神仏の存在や、自然と触れ合うことの大切さを改めて感じさせるお話でした。

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