日々のしおり

第18回呼吸瞑想会:心と体をつなぐ秋のひととき

活動報告

 秋の気配が漂う9月21日、第18回「自分とつながる呼吸瞑想会」を開催しました。
 朝夕の気温も下がり、過ごしやすい季節になってきましたね。いつものように、冒頭では参加者の皆様とお話をさせていただいています。
 この瞑想会では、事前に話題を決めず、その日の場の雰囲気や参加者のエネルギーに合わせてお話しするスタイルを取っています。この日は、話があちこちに飛び、いつもより少し長めにお話ししてしまいました(笑)。

 その中で、以前にもお話しした私の臨死体験についても改めて触れました。私が37歳の時に経験した臨死体験では、意識、潜在意識、そして身体がバラバラに分離していることに気づきました。それ以来、「心と体と魂の統合」が私の人生のテーマとなりました。

 この日の瞑想会では、臨死体験後の40年にわたる自己探求の旅で気づいたことや感じたことを中心にお話しさせていただきました。もちろん、私自身、すべての課題が解決したわけではありません。自己探求の旅は今も続いています。
 その中で、自分で実践して効果を実感したことを皆さんにシェアしています。特に、呼吸瞑想法は参加者一人ひとりの心身の状態に合わせてアレンジすることをお勧めしています。なぜなら、皆さんの心身の状態はそれぞれ異なるからです。

 現代社会では、農作業のような単純労働から、複雑で高度な判断を求められる頭脳労働へと働き方が変化しています。その過程で、心や身体の感覚が置き去りにされがちです。

 かつての日本人は、身体感覚と心や感情を密接に結びつけていました。「胸襟を開く」「腹を割って話す」「腹に納める」「腹が立つ」「肩の荷が重い」「肌に合う」「息が合う」「身の毛がよだつ」「目に余る」「耳が痛い」など、身体に根ざした表現が日常に溢れていました。
 しかし、現代人は自分の身体で起きていることに無頓着になりがちです。病気や症状が現れて初めて身体の大切さに気づくものの、検査結果など肉体的な側面にばかり意識が向き、心の声に耳を傾けることが難しい場合も多いです。その結果、自分の身体で何が起きているのかわからず、不安が募ることもあります。

 普段から自分の身体感覚とつながっていると、思い込みや固定観念に気づくきっかけが生まれます。
 時には、身体が表現していることの意味がすぐにはわからないこともあります。身体は、先祖や家族、環境、気候、天体の変化、心の状態など、さまざまな要素から影響を受けているからです。
 それでも、身体感覚の変化に意識を向けることの意義は非常に大きいと感じています。皆さんもぜひ、心と体と魂の統合を意識して、この世での意義ある人生を歩んでみませんか?
 このセミナーをきっかけに自分の身体の声に耳を傾け、心地よい呼吸とともに、自分自身と深くつながる時間を持っていただければ幸いです。

 ※ 次回、第19回は2026年1月18日(日) 午前10時~12時30分

 詳しくは、「自分とつながる呼吸瞑想会」のご案内 をご覧ください。
 以下は、セミナーで使った資料です。

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