現在は健康と食に関する情報があふれていますが、筆者は出来るだけシンプルな考え方と取り組みこそが良いと考えています。
筆者は、この世に存在する食べ物は、すべて身の養いになると考えています。身体にとって良いとか悪いとかと言った自分を縛ることではなく、自分にとってこの食べ物が適切か不適切かという意識こそが大事です。
現代は、様々な国の食べ物・料理が存在するようになりましたが、多様性と豊かさの時代だなぁと、つくづく実感させられます。
基本は、長年伝統文化に培われてきた日本食がもっとも適切だと思うのですが、反面、かつて食べるものが限られた時代では、風土病を生じる土壌ともなってしまいますね。
さて、食べ物が自分に適切なものであるかどうかを判断するには、なんと言っても自分の身体としっかり繋がっていることが大事だと、筆者は考えています。
ポイントは、いくつかあります。
まず、排泄物の観察です。
大便は、毎日食事しているのですから、排泄は毎日あるのが基本です。
そして、大便の太さには、元気の状態が現れます。大便が、細いなと感じた時は、胃腸の元気が弱っているときです。
また、最初はしっかりした大便であっても、最後になると軟便になる時も、胃腸に変調を来しています。
そして便臭がいつもよりきつく感じる時は、胃腸に熱があることを表しています。このような状態が長く続くと、皮膚症状や腫瘍などを生じることが往々にしてあります。
お肉やニラ・ニンニク、香辛料など、陽気の強い食品で現れます。
そして小便は、排泄の勢いと切れに元気の状態が現れます。排尿後に、切れが悪くて下着を汚してしまったときは、要注意です。
さらに小便の色は、体温計では表れない身体内部の熱の状態が現れます。一般的には、透明から薄い黄色ですが、体内に余分な熱があると、黄色が濃くなってきます。例えばこのような状態で風邪を引くと、比較的高い熱が出ます。
また体のどこかに炎症があると、尿色はひどければオレンジジュースのようになるか、色が濃くなります。
そして最後に、朝の寝起きの状態です。
寝起き時に、今日一日が始まることに対して積極的な気持ちですっきり起きることが出来れば、心身ともに元気で健康な状態だと筆者は実感しています。
ざっと、大小便と朝の寝起きの状態を観察して頂く目安を簡単に書きましたが、排せつ物の状態は食べ物だけでなく、精神的なものも当然ながら影響してきます。
普段と、なんかちょっと違うな・・・と感じたら、ここ数日間の飲食の内容や、自分のメンタルを振り返る習慣をお持ちくだされば、自己管理に大いに役立ちます。
みなさま、お元気で健康的に過ごしましょう。

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