先日、初めてご受診くださいました方から、なぜ2~3本しか鍼をしないのですか?
鍼と言ったら、たくさん刺すイメージがあるのですが…と質問されました。
こういった質問は、ちょくちょくされます。笑
最も改善したい症状やその他の細かい症状は、まるごとの「ひとつ」のお身体に起きていることですよね。
身体は、ロボットの部品のようにバラバラでつながっているのではなく、東洋医学では、初めからすべてが「ひとつ」だという視点で身体を診ます。
大抵の方は、臓器別・解剖構造的な西洋医学的感覚に慣れておられるので、例えば腰痛と言えば、どうしても「腰」という部分にとらわれてしまいます。
東洋医学にも、五臓六腑の概念はあります。(西洋医学の概念とは異なります。)
五臓六腑の概念はありますが、「気」を捉えるために、一旦は分析しますが、最終的にはやはり「ひとつ」と捉えて、気の流れを阻んでる本質的な1点に集約します。
腰痛を例にしますと、東洋医学では、本来、腰に巡るべき気が巡らないので痛むと考えます。
川の上流でゴミが詰まってしまい、下流に水が流れてこないことにも例えることが出来ます。
川の上流で詰まっていたゴミが取り除かれると、一気に下流に水が流れ出すように、腰痛はその人に備わってる生命力で自然と治まります。
生命は、大自然そのものですし、すべての人に備わってるものです。
このように考えますので、様々な症状を起こしてる最も根源的なものを東洋医学的診察法で見つけ出して、そこに鍼を置くのですね。
内科疾患や風邪症候群も同じように考えます。
気の流れを阻むものが無くなれば、気はよどみなく流れ始めます。
よどみ無く気が流れている状態が、無病・健康です。
ですので、鍼数はあまり必要でなくなるのです。笑
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