日々のしおり

なんとなく不安 が消えない

この記事について

活動報告 第12回 自分とつながる呼吸瞑想 の補足的内容です。

 東洋医学では、「心身一如」と言われていますが、身体の気の流れを整えれば、心の状態も回復するのでしょうか?
 確かに、そういった側面も大いにあります。長い間、思い悩んでいた持病が解決し、心が軽やかになられた方もたくさんいらっしゃいます。
 そのような方は、過去に非常につらい出来事や状況の中で、体内に病理産物(邪気)が生じてしまい、状況が好転したのにも関わらず、病理産物(邪気)が体内に残り、気の流れを阻み続けて持病化してしまわれた方です。
 台風が通り過ぎ、空(心)は晴れているのに大地(身体)が荒れたままになっている状況に例えることができます。
 ですが、先ほど書いたように、繰り返し再発される方や、少し良くなっても、なかなかすっきりとされない方も数多くいらっしゃるのも事実なのです。
 もちろん、台風の真っただ中…といった状況の方もいらっしゃいます。そのような場合、鍼灸治療は支えになります。たくさんお話をお聞きし、一緒になって打開する道を探す場合もあります。

 何度も再発したりすっきりとされない場合は、生育期のトラウマや思い込みなどのメンタルが原因となって、家庭や職場の環境に上手く適応できなかったり、いろいろと考え込んで自分自身を持て余しておられる方もいらっしゃいます。
 筆者の信条に「この現実を作っているのは、自分自身だ」というのがあります。
 目の前の現実を、どのように感じて受け止め、選択・行動しているのは、自分自身だからです。
 ですから、どうしようもないと感じているつらい現実も、自分と向き合うことで変えていける力となります。
 自我の潜在意識には、自分を守るためのネガティブな記憶がたくさん蓄積されています。
 潜在意識で自動的に反応して行動すると、一時的な安心感は得られても、次から次へと現実に起きてくることは不安と恐れに反応して行動します。頑張っても頑張っても深い安心感は訪れませんし、なんとなくだけど常に不安を感じている、とおっしゃる方が多いです。
 なぜなら、自我の潜在意識の根底にある、世界と分離した不安と恐れが消えないままだからです。
 人は一人では生きていくことができない不安と恐れを誰でもが根底に持っています。ですから魂からの欲求よりも、周囲に受け入れてもらうことを優先します。
 親に、社会に受け入れてもらうために一生懸命頑張るのですが、魂の欲求が満たされることが無いために、いつまでたっても安心や深い満足感はやってこないのです。
 そして、潜在意識の不安と恐れを回避しようとして人生を送ることになります。
 様々な病の背景には、心と身体と魂とが分離したことによる、気の停滞があります。

 当院では、心と身体と魂の統合を促すために「自分とつながる呼吸瞑想」を行っています。
 いつでもどこででも簡単に行えうことができますし、すでに何人もの方からその効果を実感して頂いております。
 鍼灸治療と並行して行って頂くと、より効果的です。
 ご興味のある方は、以下にリンクを貼っておりますので、お立ち寄りください。
 自分とつながる呼吸瞑想会

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