この記事について
お滝場の紹介とお滝場の作用について、少し書きました。前回は、お滝行を始めるきっかけについて書きましたが、今回はまずは、お滝場について少しご紹介いたしますね。
生駒山には、いくつかお滝場があるそうなのですが(検索するとヒットします。)、近鉄・生駒駅から宝山寺に向かうケーブルカー沿いの道を車で登っていきます。
途中から、車一台がやっと通れるわき道に入っていくのですが、途中の景色は奈良盆地が一望できる絶景です。
夏場は、到着するとマイナスイオン満載といった自然感にあふれた感じで、場の気に触れるだけでリフレッシュできます。
が、お滝場に足を踏み入れると、苔むした古い石仏があちこちにお祭りされていて、行場独特の感じが漂っています。
このお滝場は、奈良・唐招提寺の末寺の持ち物だそうです。
ユカコさんが、あちこちのお滝で修行していて、お寺の住職と知り合ったご縁で、このお滝場を自由に、しかも無料で使わせていただいてるとのことでした。
ユカコさん的には、ここ、般若のお滝が一番しっくりと来るとのことで、もう他所で修行することが無くなったと言います。
お滝にも、個性があるんですって。笑
そらそうでしょうね、筆者も山に入ると、人間と同じように山の個性を感じますし。
般若のお滝は手前と奥の2か所あります。(上のGoogle Map 般若の滝をクリックして頂くと、画像をご覧いただけます)
手前の滝は、水の落差があり、水量も多いので(特に雨の翌日)結構な衝撃を感じます。
一方、奥の滝は、落差があまりなくて水量もそんなにないので、お滝に入りやすそうに見えるのですが、実は逆なのだそうです。
先達を引き受けてくれたユカコさんによると、禊がれる深さがまるで違うとのことでした。
身体的な表現をすると、奥の滝は骨に近いところのものを禊いでくれるとのことです。
だったら、深いところまで禊いでくれる、奥の滝が良いんじゃないの?って聞くと、覚悟があるならねっ、ってユカコさんが笑いながら言うのですね。
どういうこと?って聞くと、意識の奥の深いところのもの、古いものが浮かび上がって来るし、現実的にも何かと厳しいことが起きてくるからねと。
どういうことかもう少し説明すると、魂は、くもりを嫌うのですね。
魂は、光り輝きたいのです。
そのくもりとなってる、過去に押し込めてきたものを取り去るために、もう一度似たような現実を引き寄せて、再体験することでくもりを祓う働きが出てくるそうなのです。
ある意味、今世生まれてきたのも、過去世のカルマを解消するためだとも言えますしね。
時々同行してくれる嶋田先生も、「金澤はん、奥はやめときっ!」ってきっぱり言うし。笑
なるほど… 筆者は今世だけでも、相当くもりまくってるのでやめとこ…(苦笑) ということで、手前の滝で浅いところの罪・穢れを祓ってから奥に入ることにしたのでした。
つづく
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