気を読む ― 患者は治療室に入る前から語っている【7】 2026.07.15 術者が天人合一を生きる 東洋医学を学び始めた頃、師や先輩方からよく言われた言葉があります。 「診察は、患者さんが玄関を入った時から始まっている」 当時の私は、「ふ~ん、そんなこと言われても、なんのこっち... つづきを見る
術者の在り方 ― 治療は人が行う【6】 2026.07.11 術者が天人合一を生きる 講師 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師として学び始めた頃、私は技術こそがすべてだと思っていました。 どの経穴を使うのか。どんな理論で診立てるのか。どんな手技を身につけるのか。それさえ身につければ、患者さんは良くなる。そ... つづきを見る
師につく勧め― 技術よりも大切なもの【5】 2026.07.06 術者が天人合一を生きる 筆者 : 金澤秀光 東洋医学の世界では、昔から「まず良い師につけ」と言われてきました。 現代では、本もありますし、動画もあります。インターネットを開けば、膨大な情報が手に入ります。それなのに、なぜ今もなお師に... つづきを見る
筋道と経験 ― 臨床力を育てる二つの車輪【4】 2026.07.03 術者が天人合一を生きる 講師 筆者 : 金澤秀光 東洋医学を学んでいると、「とにかく経験を積め」という言葉をよく耳にします。 確かに経験は大切です。 しかし、経験さえ積めば臨床力がつくのかというと、実はそうではありません。... つづきを見る
天人合一思想 術者の生きた知恵に【3】 2026.06.30 術者が天人合一を生きる 講師 筆者 : 金澤秀光 天人合一とは、「自然界と人間は同じ気の理法によって動いている」という世界観です。 私たちは普段、人間と自然を分けて捉えています。しかし東洋医学ではそう考えません。 春には芽吹きがあ... つづきを見る
理論は後から生まれた ― 理論と体験【2】 2026.06.23 術者が天人合一を生きる 講師 筆者 : 金澤秀光 東洋医学を学び始めると、まず陰陽論や五行論、気血津液といった理論を学びます。ところが、学べば学ぶほど不思議なことが起こります。知識は増えているのに、患者さんのことが分からない、病気が治せない。... つづきを見る
天人合一から学ぶ東洋医学の本質【1】 2026.06.17 術者が天人合一を生きる 講師 筆者 : 金澤秀光 はじめに 私はまもなく臨床四十年を迎えようとしています。 振り返れば、これまで本当に多くの患者さんとのご縁をいただき、多くの先生方や仲間に支えられながら歩んできました。 ... つづきを見る
「色」から身体を読む。東洋医学の「望診」とは? 2026.05.28 酒井 つぐみ 「ちょっと目をつぶってもらっていいですか?」患者さんにベッドに入ってもらい、そう声をかける。以前、ある患者さんからは、「キスでもされるんかと思った」と言われたこともあるが…そんなことしません(笑) ... つづきを見る
鍼の番手選びの目安 2026.04.10 講師 学術・医学理論 筆者 : 金澤秀光 補瀉論 鍼の治療効果に大きく影響する要因のひとつに、鍼の番手選びがあります。すでに臨床経験を積まれてきた先生方は、おそらく経験値から直感的に鍼の番手を選んでおられるのではないかと思います。そのような経... つづきを見る
2026年度 東洋医学講座 募集要項 2026.04.06 募集要項 東洋医学講座 『鍼道一の会』は、鍼を始めとした東洋医術の最も効果的な用い方を求めて、東洋医学の研究を続けている団体です。 主として第2日曜日に開催している『東洋基礎医学講座』では、鍼灸に最適化された東... つづきを見る
【「風邪の引きはじめに葛根湯!」とよく言うけれど・・・】 2026.03.25 酒井 つぐみ 傷寒論 先日、鍼道一の会にて「六経弁証」の講義を担当させてもらった。六経弁証とは、外から入ってくる邪(ウイルスや細菌など)に対して、身体がどの深さで、どのような反応をし、どういう経過をたどっていくか、を六つ... つづきを見る
【やろうすることが力みになる】 2026.02.11 酒井 つぐみ ある患者さんを診させてもらっている時に鍉鍼(ていしん)という、刺さない鍼を用いることがあった。鍼を刺さないで効くのか⁉と思われるかもだが、刺しても刺さなくてもやっていることは同じ。ナイフを向... つづきを見る
経絡は本当に存在するのか? 第2回 一の会基礎医学講座(午前の部) 2025.06.19 東洋医学講座 活動報告 鍼灸師にとって、経絡の存在を疑うことは、治療の根幹に関わる大問題です。その根幹に関わる経絡の存在を確かめてみようと提案したのが、酒井つぐみ先生です。私は、この提案を非常に大胆かつ重要なものと感じ... つづきを見る
【一の会の講義にて】 2025.06.12 酒井 つぐみ 私が鍼(の道)を学ばせていただいている「鍼道一の会」。月に2回の講座に参加させてもらっている。国試対策の勉強に追われることもなくなったので、今年は『経絡学』を担当させてもらうことに。 こんなに... つづきを見る
養生の基本 ⑧ 冬(最終) 素問・四気調神大論2 2025.05.30 黄帝内経・素問 解釈 学術・医学理論 夏の発散から穏やかに収縮していく秋気の流れが、さらに固く収縮していくのが冬です。自然界のあらゆるものが動きを止めて静かになるのが、冬の特徴です。 四気調神大論では、この時期を「収蔵」と象徴... つづきを見る