日々のしおり

5月の連休明けのお話

よもやま話

 5月の連休中から明けにかけては、朝晩と日中の気温差が大きく、朝晩はまだ肌寒く感じる時期でした。そんな折、長年家族ぐるみで通院してくださっているご家族3人が、次々と「発熱と咳が止まらない」と連絡をくださいました。連休中でしたが、対応いたしました。

 電話で詳しく症状を伺うと、東洋医学の観点からは、外部からの病邪による発病ではなく、体の内側の気のバランスが原因で発病したと考えられる症状でした(詳細はここでは割愛します)。そこで適切な対処法をお伝えしたところ、熱は一晩で治まり、咳もその後落ち着きました。

 ちょうどその頃、お子さんが通う幼稚園で百日咳が流行していると、お母さんが耳にされていたそうです。お嬢さんの症状は落ち着いていましたが、他の園児に迷惑をかけないよう、連休明けに小児科を受診。検査の結果、溶連菌感染が判明し、抗生剤が処方されました。
 医師からは、「これから幼稚園でさまざまな病原菌に触れる機会が増えるので、しばらく服薬を続けた方がよい」とのアドバイスがあったそうです。

 お母さんは東洋医学に理解と信頼を寄せてくださっており、ここ数日の生活を振り返っておられました。
 ウイルスや病原菌はどこにでも存在しますが、それに触れても体内で増殖しなければ問題にはなりません。現代医学では「免疫力」、東洋医学では「元気」の状態が鍵となります。

 お嬢さんが病原菌を持ち帰り、発病しやすい状況は、「いつ発病するかわからない」という不安を引き起こします。マスクや消毒による予防も大切ですが、それ以上に重要なのは「元気」を保つことではないでしょうか。

 元気を保つために、筆者が大切だと考えるのは次の3つです:

  • 夜はしっかりと深く眠る
  • なんでもおいしく食べて、食べ過ぎない
  • 毎日笑顔で暮らす。一日一回は、家族の誰かの笑い声が響く

 これらが健康の基盤だと信じています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

▲