日々のしおり

花粉症の薬から、あれこれ思うこと

感情と病気

こんにちは。

いおり院長の奧さんです(自己紹介はこちらです)

訪問して下さりありがとうございます(*^^*)

今年はやはり温かいですね。

先日、近くにある山に登ってきたのですが、半袖でも大丈夫かと思うほどの「春の陽気」がいっぱいでした。

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勤め先の薬局でも、インフルエンザはすっかり影を潜め、花粉症の患者さんがたくさん来られています。

あちらこちらで春を感じる日々です。

ところで、花粉症の方には もれなくと言っていいくらい「抗アレルギー剤」が処方されるのですが、

けっこう高い値段の割には あまり功を奏していない方が多いように感じています。

テレビCMみたいにスッキリしてない方、結構いらっしゃいます。(個人的感想です(^^;))

なぜでしょうね。

いおり鍼灸院では、花粉症という病態には、

「花粉が主犯ではない」という立場に立って、治療をしています。

つまり、花粉症=花粉アレルギーとは限らないということですね。

そう考えると、抗アレルギー剤が効かないのも納得できます。

ちなみに春は、冬ごもりしていた生き物が外に出てきたり、

土中や枝の中にしまわれていた草木の芽が外に出て、上に伸びて行く季節ですよね。

東洋医学の世界では、冬の間に身体の中に溜めこまれた〝冷たい水〟や〝余分な熱〟などが、「春の気」に乗じて外に出ようとしたり、上の方にあがってくることで、体の上部の症状(水洟や目の痒みなど、いわゆる花粉症の症状)を引き起こすことがあると考えます。

もちろん、原因はそれだけではなく、様々な要因が加わる場合が多いのですが、

そういう流れをイメージすると、やはり人間の体は自然界の一部なんだなぁと、改めて感じさせられます。

***

そして、抗アレルギー剤からの「抗△△剤」について思うこと。

現代(西洋)医学には、この類のお薬がすごく多いと思うのです。

抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、抗鬱剤、抗不安剤、抗癌剤、Ca拮抗剤(降圧剤)、H2ブロッカー……他に 〇〇阻害剤など、色々あります。

わたし、薬剤師として働き始めた20代のころは、お薬大好きだったのです。

飲めば治る、健康になるって信じてました。

それが、いつしか「おかしいな」って思うようになったのです。

これらのお薬は、「黙らせてる」だけじゃないのかと。

身体が発する様々な症状(あるいは症状として表に出てこなくても、何かしらの病態)は、

体からのメッセージであると同時に、

体にとっての「表現する場」「排泄の場」でもあると、今の私は感じています。

仮に、薬で黙らせることが出来たとしても、

何だか口を押えて「うるさいから、しゃべるな。黙っとけ」ってされてるみたいに感じるのです。

それって、体にとっては辛いことなのではないかと思うのです。

ちょっと話が飛躍してしまいますが、

「癌」という字を見ていると、口という字が3つに山、上から病だれ。

山のように うずたかく積み上がった「口」が、やまいだれで押さえられてるような感じがするのです。

こじつけかもしれませんが。

〝こころ〟についても同じ。

表現したり排泄することが出来なかった「感情」や「思い」たち。

それぞれは小さいかもしれませんが、積み重なればそれらはいつしか心の中に大きな「しこり」を作ってゆく

そんな風に思います。

私自身、今までは そういうものをため込むばかりで、

うまく表現したり伝えたりすることが出来なかったのですが、

お陰様でようやく、やってみようと思い始めたところです(*^^*)

自分の中に湧き起こった小さな感情や思いを、

納得できる形で表現(排泄)できるように練習しています。

そうして何か変化が感じられたら、またお伝えしていきたいと思います。

何も変わらなくてもお伝えします。笑

とりとめのない話になりましたが、
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました(*^^*)

 www.iori-hermitage.jpいおり鍼灸院

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