この日、最後に訪れたのは、石上神宮。
葛木御歳神社の東川宮司のお勧めがご縁です。
東川宮司さんから、大量の剣が出土したと聞いていたせいなのか、またポツポツと雨が降って来たからなのか、鳥居の前に立つと何やら武のイメージが湧いてきました。
なんかこう、ずし~んとくる重厚な感じです。
この神社、物部氏の氏神をお祭してます。
物部氏といえば、神武天皇が奈良に来る以前からの土着部族で、おもに祭祀を主っていたと思い込んでいました。
大陸や半島から仏教が伝来した時、仏教を取り入れようとした聖徳太子や蘇我氏と対立して物部の守屋は戦死したとの記憶があったからです。
楼門をくぐって境内に立ち入ると、そこはまた空気がガラリと変わり、さすがに鎮まった感じがしました。
この拝殿の奥に本殿があるのですが、その間にある土盛りが本来のご神体だったそうです。
この土盛から、大量の剣が発掘されて、残されていた伝承がほんとであったことが証明されたそうです。
同じ境内に七支刀(しちしとう)の写真が展示されてました。(国宝)
ガラス越しに写真を撮ったので、後ろの景色が写り込んでますがそこはご容赦を。
帰宅後調べてみると、神功皇后摂政52年に百済から献上されたとみえる「七枝刀(ななつさやのたち)」にあたると推測されてるそうです。
当時から大陸との関係が、密だったのですねぇ。
帰りの参道で、ニワトリが放し飼いにされてることに気づきました。
筆者の子供の頃も、祖父母がニワトリを放し飼いにしてたので、かつてののんびりとした時代の雰囲気を、懐かしく思い出しました。
石上神宮、武、剣、鍼、一寸法師。
筆者は、鍼灸師ですのでこんな連想となりました。
さて、物部氏累代の祖霊神の気に触れて、鬼邪を追い回しましょうか。(笑)
コメントを残す