みなさま、しばらくぶりです。
感情が原因している病を、東洋医学では「七情の病」というのですが、鬱積した感情が爆発的に解放しようとする姿が、過換気症候群を生じさせます。
パニック障害も病理はちょっと複雑になりますが、感情の鬱積という点では同じです。
筆者は、これまでパッと振り返って数えきれないくらいの症例に遭遇してます。
現在も、通院中の方がいらっしゃいます。
この病は、今に始まったことではなく、古来から存在しています。が、近年になってクローズアップされているだけです。
対処法としては、過呼吸になった時に、とにかく「ぁぁ~」でも「ぅぅ~」でもいいから声を出すことです。
「ぁぁ~」が「ああー!!」となると、怒りや悲しみがどっと出てきます。
この声を出すことが呼び水となって、鬱積した感情が表現されると、手足の冷えやしびれ、麻痺などが一気に取れます。
大きく感情が現れても大抵は、この感情に乗っ取られることはありません。
大きな感情の波の中にいても、どこか冷静な自分がそれを見ていると、これまでの患者さんはみなさん、そうおっしゃいます。
発作でなくとも、感情が鬱積してしんどいな、と感じられましたら、ベランダに布団を干して叩きながら吐く息に感情を乗せてみるのも効果的です。
鬱積した感情は、そのままにして通り過ぎても体内に残ります(腹に持つ)ので、のちのちの病に繋がります。
ところが、このようなことを繰り返し繰り返しやっても、すっきりとしない場合もあるのですよねぇ。
つづきます。
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