
鍼灸と漢方はセット。まだまだ漢方のことは深く学んでいく必要があるが、機会があれば、この鍼は漢方だとどういう証やろう?と考えるようにしている。
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実家に帰省した時にはもちろん親に鍼をしているのだが、
今回は「ちょっと限界!なんか漢方ないかな?」と、母から帰省前に相談が来た。
話を聞いてみると、「寒くなってから目の血流が悪くて、目が痛い。」とのこと。昔、眼科で眼圧が少し高いと言われたようで、母は緑内障の心配をしていた。
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鍼では、母に対する治療は心の熱を冷ますようにするのがメインの治療で、これがよく効く。
そのころの母は、老犬介護のストレスがあった。どうしようもないが、おそらくそのストレスが五臓六腑でいう「心」に熱を持たせ、うっ滞を生み、この目の血流の悪さにかかわっているだろうと判断した。
先生にも相談すると、「それならオウレン飲んでみたらどうや?」ということで、同じように心(ハート)の熱を冷ましていくイメージで、オウレンを飲んでもらうことにした。
オウレンは代表的な漢方だと黄連解毒湯などに入っていて、私も飲んだことがあるが、マジで尾を引く苦さで、控えめに言ってもまずい。
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オウレンの生薬を単体で煎じてもらう。
飲みだして、2、3日後ですぐに目の痛みが取れたようで、「目に血流が行ってるのが分かる!」と喜んでくれた。
熱が取れると、なぜ血流が良くなるのか。
電流の流れに抵抗を入れると抵抗が熱くなるように、身体の中で熱をもつという事は、身体の中で何らかの邪があって、それが原因で気血の巡りが滞っているということ。
今回は心の熱が邪となっていたため、オウレンを使ってを体外に熱を排出することで、結果的にうっ滞が取れて巡りが良くなった、ということだ。
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鍼でも漢方でもやっている原理原則は変わらない。
体質を見極めて、気血水の流れがどこでどうなっているかを判断できれば、スパッと効く。
道のりは長そうだが、たくさん心配させてる分、喜んでもらえたのがちょっっぴり嬉しい出来事でした。




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