大学生のころ、よく献血に行っていた私。献血をした当日はお酒は控えて、とよく注意されるのだが、
私は当日ではなく、献血の次の日にお酒を飲んで倒れたことが2回くらいある。
で、これってどういうことやろう~??ってずっと謎だったのが、この前先生との会話でやっと東洋医学的観点からしっくりきた、という話。
.
そのころの私は、海外にドハマり、長期休みのたびに東南アジアやらアメリカやら、旅に出ていた。
当然、親が資金を用意してくれるはずもないので、自分で働いて資金をためるしか選択肢はなく、
下手すると3つバイトを掛け持ちし、朝7時くらいから遅くて24時くらいまで働いていた。
そんなもんだから、授業中は寝ているか、安い航空券のチケット探し(ごめんなさい・・)。
そんな生活をしていたので、当然寝不足にもなっていたのだろうが、そんなことより海外に行きたい欲求が強く、次の長期休みまでの間にひたすら働き、貯まったお金を海外にお金をつぎ込む、という生活をしていた。
.
倒れたのはそのころだ。
献血した次の日、ビールを一口…その瞬間にフッと記憶がなくなって一瞬失神するという事が2回あった。
その話を先生としていたら、「それ血虚ちゃうか?」とのこと。
!!!!!!
やっとしっくりきた。
.
.
東洋医学では、血は寝ている間に補われ、各臓を栄養・滋養する役割を持つ。
このころの私は、セルフブラックな働き方真っ只中。
どう考えても過労&寝不足で血が不足する「血虚」の状態だった。
東洋医学的な「血虚」と、西洋医学でいう「貧血」はちょっと違うこともあるのだが、
私の場合、確実に血虚+さらに物理的に血を抜くというセルフ拷問をしていた。
.
そこに、お酒が入るとどうなるかー。
ホースで想像すると分かりやすい。
そのままのホースの口の形で水を出すとそこまでの勢いはない。でも先をぎゅっと絞ると水は勢いよく飛び出す。
分かりやすく書くと、普段は細い血管(ギュッと絞ったホース)で頑張って血を巡らせていたのが、
アルコールを入れると血管がフワッとゆるみ(普通の口のホース)血の通り道が太くなった。
私の体はなんとか細い血管内で巡れていた状態だったので、アルコールを飲んでゆるんで血管が太くなったときに巡らせる血の余裕がなかったわけだ。血が全身を巡れなったことで、一瞬意識を失い倒れたということ。
.
これがつながった瞬間、今までずっと説明のつかなかった謎が解けた。
というより、体にムチ打ちすぎだろ、と今考えれば思うが、好奇心にはかなわなかった。若気の至りか。
お酒を飲んでお風呂に浸かって失神したこともあるが、それも同じように説明できる。
アルコールでゆるんでいる+あっためてゆるんだ状態のダブるゆるみパンチで、一瞬血が巡らなくなっていたのだろう。
.
今はもうこんな無茶はやらないが、振り返るといい経験だっと思えることばかり。
きれいさっぱりこの件は解決して、私のモヤモヤが一つ解決した!のは嬉しかった😊




コメントを残す