日々のしおり

【機内での大号泣事件(気圧と体調の話)】

酒井 つぐみ

大学生のころ、海外にどっぷりつかっていた私。
友人と、夏休みにアジア周遊をしよう!と約束をしていた、そのときの出来事。

その友人と、「じゃあ○日にタイ現地集合で!」と待ち合わせの約束だけして、
私はその前に別の友人とネパールに寄った。

どういった経緯かは覚えてないけど、何故か現地で出会ったイケおじたちと仲良くなり、
バイクの後ろに乗せてもらって、その人たちの別荘に連れて行ってもらった。

なんか山のほうに向かっているなあ、寒いなあ、、
と思いつつ、標高が上がるにつれて、気づいた。
「あっ、そうか、ここヒマラヤがある国だ。そりゃ寒いわ」
このとき、雨季で蒸し暑いカンボジアからネパールに飛んだので、ぺらっぺらの長袖シャツしか持ち合わせていなかった。(もっと調べとけよという話だが。)

そして案の定、その後体調を崩した。鼻水はぐずぐず、頭もぼーっとする。
それも、ネパールからタイに行く日。

でも友人と待ち合わせしてるし、タイ在住の人に会う約束もしてるし、飛行機を遅らせるのもキャンセル料がかかるし…。
飛行機を遅らせるほどでもないなと、軽い気持ちで取っていた飛行機に乗った。

飛行機が飛び立つ。
陸から離れるにつれ、耳閉感が強くなってくる。
普通つばを飲み込んだら、この耳の詰まりは抜けるのだが、鼻が詰まっているからか、抜けない。

だんだんと耳の詰まりがひどくなってくる。ついには、耳が痛くなってきた。。
結果、上空を飛んでいる間、私は大泣き。
大泣きというか、耳が痛すぎて、勝手に涙がボロボロと出てくる。
隣に誰もいなかったので良かったが、機内で1人で泣いているめちゃくちゃ変な子だった。笑

で最近、山に登ったとき、パンパンになったカップラーメンを見て発見があった👀!
天気が悪くなる前に、体調を崩しやすくなるとか、片頭痛が起こるという方が結構いるが、そのメカニズムと繋がった。

飛行機や高い山に登ると、お菓子の袋がパンパンになるのは想像がつくだろう。
これと同じことが体内で起きている。
まず、「気圧」とは、外側から押される圧力のこと。普段は体内から押し返す圧力と拮抗している。
だから、簡単に言うと平地ではそれらの力が打ち消しあっていて感じない。

だが、高い所や雨の前は「気圧が低い」状態になる。
つまり、外側から押される圧力が小さくなり、
相対的に内側から押し出す力が強くなる。

発散して巡らせるなりして、
体がうまくそれに適応できたらいいが、
体の中の邪が大きすぎたり、邪の抜ける場所が塞がれていたり、そもそも陰陽の幅が小さい(そもそもの元気の器が小さいイメージ)と、邪が体内で優勢になりやすい。
それが症状となって出てくる。

頭痛が想像しやすい。
頭痛の機序の一つとしてあるのは、
何らかの要因でできた体内の熱が上に上がり、熱の抜け道を探している状態。
でも、力みやストレスであったり、生活習慣で作られた痰などによって抜け道が塞がれていると、うまく熱を排出できずに、頭痛という形で症状が現れる(外から蓋をされ熱が抜けられないので、ドンドンと突き上がっているイメージ)。

私の場合、ネパールで取っていた食事は、香辛料たっぷり+脂っこいカレーをたくさん食べた。
これらが邪となり熱を生み、抜け道を探して、耳で詰まった。
それが強烈な痛みとして出てきたのだった。

鼓膜破れるんちゃうかと思うくらい痛かったが、
幸い鼓膜が破れることはなかった。
まぁしかし、こんな辛い思いをすることになるとは思わなかった。
その後、タイにいるうちに、体調を戻して、最高のアジア旅を楽しんだ。

海外での思い出はたくさんあるのだが、こういう苦しかった思い出はめちゃくちゃ鮮明に覚えているんだよな。

もう、体調崩しているときに飛行機乗るのは辞めよう、
というか、飛行機乗るのに合わせて体調を万全にしておこう、と心に決めた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

▲