日々のしおり

【メンタルと冷え性】

酒井 つぐみ

私は元々、いわゆる冷え性、手足がめちゃくちゃ冷える。
この冷えには、簡単にいうと虚(気の不足)で起こるものと、実(気の停滞)で起こるものがある。
私はもちろん後者。
昔の体験でこれに繋がるエピソードがあったので、回想記録として。

中学生のとき、部活でバスケをやっていた。
中学1.2年のころあたりだろうか、後にも先にもこの時だけだったが、その時の冬、しもやけで両手の指が真っ赤に、パンッパンに腫れた。腫れすぎて、指の関節も曲げられないくらい。それが痛くて痒くてたまらなかったのを今でも覚えている。

その頃の私は、今じゃ考えられないくらいにメンタル激病み期。
自分ってなんでこの世ににいるんだろう?生きてる意味わからんな〜くらいに思って毎日を過ごしていた。

今振り返ると、このしもやけは、この鬱々とした気分が原因だろう。東洋医学でいうと「気」がのびのびできない状態である「気滞」。そして、部活で体を動かすと気血が巡り出すはずなのに、それ以上にこの「気滞」が強くて体が気血を巡らせられなかったためにできたのだろう。

それもそのはず、部活自体が苦痛で苦痛で仕方がなかったから、いくらやったって気がのびのびできるはずがないのだが。。

イメージしやすく書くと、気が伸びやかでないということは、気血を巡らせようとするエネルギーに、蓋をしてブレーキをかけているようなもの。
そのため、気血が体幹にギュッと集まって停滞を起こし、四肢末端には届いていないような感じ。
それによって、手先が冷えやしもやけになった、ということだ。
もっと日常に近いところだと、緊張すると手が冷たくなるのも同じような原理から起こることが多い。

そして中学も3年生になり、部活を離れてからは、この頃のようなしもやけになることは一度もなくなった。

今でも、手足の冷えはあるのだが、毎年改善傾向にある気はしている。
もちろん小さな葛藤や不安はあるものの毎日機嫌良く過ごせてること、
わりと一年を通して極力靴を履かなくなり、足を出してるので気持ちも解放されていること、
歩いたり走ったりして体を積極てに動かすようになった、
などなどいろいろ改善傾向の要因は考えられるが。

私の場合1.2年ほどで、この気滞が取れたからしもやけくらいで済んだけれど、もっと長くこのメンタル状況が続いていたら、他にもいろいろな不調が出ていたと考えるとゾッとする。
でもここまで顕著に出るのって、ほんまに身体って正直なんやなあと思った出来事でした。

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