日々のしおり

【マジの痛い目👀にあった話。虫刺されも東洋医学で!?】

酒井 つぐみ

先日、田んぼで草取りをしていた時の出来事。
日中の暑さがしんどくなってきて、朝5時半くらいから作業をしていた。
いつもはサングラスをしているのだが、まあ日差しもそんなにきつくないし…ということで、その時はメガネをかけずに‥
それがすべての始まりだった。

ちょっと休憩と、田んぼの畦で休んでいた時。
「なんだか左のまぶたが重いなあ」とうすうす感じていたが、
まあ、草負けかちょっとした虫刺されかな、と軽く思っていた。

お昼で作業を切り上げ、ご飯を食べて少し昼寝を。
起きてトイレに行く。
パッと鏡を見ると、おーおー、、左目が殴られたんかってくらい腫れている!!

これはなかなかパンチ効いた目やな…と思いつつ、鍼の先生に連絡。
すぐに電話がかかってきた。

先生:「どうしたんか!?」
私:「んー。なんかの虫に刺されたみたいですかね…」
先生:「それはそうや。そやけども、東洋医学は外に原因を求めるんやないっていつも伝えとるやろ?この時も同じや。
徹底的に内側にある原因を探るんや。そのスタンスは、虫でもウイルスでも、基本なんでも一緒やで。
ところで、口渇はあるか?冷たいもの飲んだか?小便は出ているか?」

・・・

パンパンに、真っ赤に腫れたまぶたが、熱く、さらにかゆみが伴っている。
出てきた症状的には、刺された場所にもともと体の中にあった熱と水が一気に寄っている様子だ。

ちょうど次の日、治療院に勉強をさせてもらいに行く予定だったので、その時にでも詳しく様態を聞こうということになった。

刺された日の夜に、私がいらん事、人体実験やー!!と、
「陽極まれば陰に転ずるんちゃう?!」と、一応狙いはあるんだけど、なんとも野蛮な発想から、局所にお灸をすえたのもあって
(⚠️マネしないでください。でもこうやって人は成長していく・・・のだと信じている…。)
次の日起きると、目はさらにバッチバチに腫れていた(笑)

治療院に着き、私の性格や生活習慣からおそらく、
「胃の熱が原因やろう」ということで、胃熱を抜くように処置をしてもらう。
鍼を置いているときに、まぶたで滞っている流れがスーッと流れていくのを感じた。
治療後の目はかなり赤みが引き、断然マシになった。

次の日、家で追い鍼をと、
熱は上に抜けるよう、水は下に降りるように鍼をした。
すると、朝は一重のままだったまぶたが、40分も経つと、ほんのり二重まぶたに、
夜にさらに鍼をして、二重が戻った。

アレルギーと同じように、同じ虫に刺されても、ぼっこり腫れる人もいれば、そうでない人もいる。
本人の体に熱や水などのいわゆる「邪」をどれだけため込んでいて、それがどう出るか、で症状の出方が変わってくる。
ということは、いつもより激しく症状(反応)が出るときは、自分の中になんらかの邪がこもっているわけだ。
それは、メンタルからくるものかもしれないし、食生活からくるものかもしれない、それは自分が内側を見ない限り分からない。


治ってから先生が一言。
「まぁほんまは、虫刺されくらいやったら単発でステロイド塗ったら一瞬で治るけどな。」
私「・・・。(笑) 
いや、鍼灸師として、それは邪道です!まずは鍼で人体実験です!笑」
先生「せやな、僕も昔経験したことあって、鍼で治してたわ。」

完全に自業自得だが、これもまた一ついい経験であり、また一つ成長させてもらいましたとさ。

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