翌20日は、あいにく小雨ぱらつく天候となってしまい、伊勢への参拝は次回日を改めてということになり、このまま熊野でゆっくりと過ごすことに。
コンビニで傘を買い求めて、いざ神倉神社へ。
何とも趣のある橋を渡り、左手に曲がるとすぐに鳥居が見えます。
その鳥居の向こうには、いきなり急な石段が現れます。
すでにお参りを済まされた方が、杖を片手にゆっくりと足元に気を配りながら降りてこられ、朝の挨拶を交わしながら行き交う。
もうすでに気持ちいい感じです。
ご神体である磐座についた時には、汗が噴き出ていました。
この神倉神社の磐座は、もう言葉にできないくらいの圧倒的な静かな存在感。
まさに鎮座という言葉がぴったりです。
那智の滝は、動の自然神。
神倉の磐座は、不動の自然神。
いわば、陰陽関係の自然神のように感じています。
これまで、何度も大きな地震があったはずです。
それでも微動だにせず?有史以来ずっとこのままこの地にドッカと存在しているのってすごいことですよね。
ご神前からは、熊野灘が眼前に広がります。
不老長寿の仙薬を手に入れると、秦の始皇帝を騙した?徐福は、実は亡命したとの説もあるようです。
その徐福、この熊野の地にも流れ着いたとの伝説があるようです。
このような徐福伝説は、全国各地にあるようですねぇ。
なんにしろ、この地の気に触れるだけでもう十分。
そして昇ってきた参道を、ゆっくりゆっくりと足を降ろしながら、ゆっくりゆっくりと味わいつつこの地を後にしました。(ほんまにゆっくりとしか、降りれません)
そしてこれから、熊野速玉神社と、もう一度熊野本宮大社に立ち寄ることに。
つづく
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