医の心(4) 服薬節度 第三 2014.11.06 医心方 筆者 : 永松周二 本章は題名の通り、薬を服用する際の限度について記載しています。 引用は千金方、養生要集、本草経、抱朴子、蒋季琬(唐本草の撰者の一人)、葛氏方、刪繁論(さんはんろん)です。&nbs... つづきを見る
医の心(1)序文 2014.11.06 医心方 筆者 : 永松周二 医心方は、中国皇帝一族の末裔が、渡来して帰化し当時のあらゆる治療法、養生法を纏めた物であるという事は前回書きました。序文では、天皇に献上された後、日本の戦国時代頃に正親町天皇が病に倒れ、医療の家系... つづきを見る
医の心(3) 諸病不治証第二 2014.11.06 医心方 筆者 : 永松周二 第二章では、あらゆる病で治癒しないものについて述べています。東洋医学の世界では、生長化老死という人間の誕生から死までのサイクルを表してます。つまり死は必ず訪れるという大前提を全面に出し、それを認識する... つづきを見る
鍼で身を立てるには 2014.10.30 筆者 : 金澤秀光 現代日本の医療事情の中で、鍼灸専科、鍼一本で身を立てるのは、かなりハードルの高いことである。鍼だけで身を立てているものは、おそらく鍼灸師1000人に1人くらいだという話もある。このような厳しい社... つづきを見る
医の心(2) 治病大体第一② 2014.10.29 医心方 筆者 : 永松周二 治病大体第一の二番目は誤治について張仲景を引用し、誤治した際にはどのような状況になるのかを記しています。「灸するべき時にしっかりとしなければ、寒邪が体内に凝り固まって、時間が経つと更に固くなった後、そ... つづきを見る
養生の基本・・・自然に寄り添うとは 2014.10.27 筆者 : 金澤秀光 東洋医学には、さまざまな養生法があります。筆者が行っている鍼灸術は、黄帝内経(こうていだいけい)をその出発点にしています。むろん、未病治をもっとも重視しているので、人々が行うべき養生法も記されて... つづきを見る
一源三岐の応用 於鍼灸師のためのセミナー 2014.10.27 活動報告 筆者 : 金澤秀光 10月26日、大阪医療技術学園専門学校で行いました「鍼灸師のためのセミナー」の公開臨床の様子の一端をご紹介いたします。たまたまモデルになって頂いた方が、一源三岐の理論応用にぴったりでした。一源三... つづきを見る
温故知新 2014.10.24 医心方 筆者 : 永松周二 この言葉の大切さを改めてかみしめる事がありました。現代医学ではヒポクラテスの誓いという医の倫理を説いた文があり、医師会のHPでも掲げておられます。一方、東洋医学では、中国の「黃帝内経」という医学... つづきを見る
鍼灸医学の社会的評価 2014.10.23 筆者 : 金澤秀光 教員養成科での授業中に、ある学生から心に届く発言がありました。『先生のお話をうかがっていると、西洋医学は劣っていて東洋医学が優れているというようにと、聞こえるのですが』というものでした。しばらく... つづきを見る
講義補足 : 上衝而吐味噌汁(上衝して味噌汁を吐く) 2014.10.22 傷寒論 筆者 : 稻垣順也 Google+への以前の投稿に引き続き、表証に関して自分が印象深かった体験をご紹介します。当時はまだ小学生でしたから、それが桂枝の証であったとか上衝であったとかは、最近になって分かったことですが... つづきを見る
太極拳 エピソード 2014.10.20 筆者 : 永松周二 現在世界に広まっている太極拳のベースは楊式太極拳です。楊式太極拳は、陳長興から学んだ楊露禅が広めたものと言われていますが、半ば神格化している楊露禅の功夫の深さを示すエピソードを一つ紹介します。当... つづきを見る
プロとアマ、一流と二流の違い 2014.10.15 筆者 : 金澤秀光 太極から申しましょう。プロとアマの違いは、継続時間にあります。プロは、それを職業としている訳ですから、毎日毎日朝から晩までそれをやり続けている訳です。好きこそ物の上手なれ。確かに、アマであっ... つづきを見る
2014年度の東医講座も半分が終了しました 2014.10.10 活動報告 筆者 : 稻垣順也 去る9月28日(日)に、2014年度『一の会・東洋医学講座』の第5回目を開催しました。この日は、いつも利用している会場が借りられなかったため、急遽、講師陣3名ゆかりの施設である大阪医療技術学園専門... つづきを見る
永松周二先生 略歴 2014.10.06 講師紹介 一の会元副代表現相談役 1993年⼤阪外国語⼤学(現⼤阪⼤学)中国語学科卒業2000年明治東洋医学院専⾨学校鍼灸学科卒業はり・きゅう師国家資格取得2009年上海中医薬⼤学⼤学院... つづきを見る
金澤秀光先生 略歴 2014.10.06 講師 講師紹介 元代表現理事・相談役:金澤秀光(一の会鍼灸院・院長) 医療界は、洋の東西を問わず、時代の要請に応えるべく発展を続けております。「鍼道一の会」では、その発展の一翼を... つづきを見る