88.太陽病(中)118~122条 桂枝甘草龍骨牡蛎湯 2018.03.28 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一一八条】 火逆下之、因燒鍼煩躁者、桂枝甘草龍骨牡蠣湯主之。方六十二。 火逆之を下し、燒鍼(しょうしん)に因りて煩躁(はんそう)する者は、桂枝甘草龍骨牡蠣湯(けいしかんぞうりゅうこつぼれいとう)之を... つづきを見る
87.太陽病(中)117条 桂枝加桂湯 2018.03.27 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一一七条】 燒鍼令其汗、鍼處被寒、核起而赤者、必發奔豚。 氣從少腹上衝心者、灸其核上各一壮、與桂枝加桂湯、更加桂二兩也。方六十一。 燒鍼(しょうしん)其れをして汗せしめ、鍼する處(ところ)寒を... つづきを見る
気根について 2018.03.26 筆者 : 金澤秀光 閑話 本日3月26日、京都嵐山から清滝川沿いに10キロ余りを歩いて行きました。 途中、臨済宗天龍寺派大本山の寺院、天竜寺に差し掛かったところ、僧堂から激しい警策(座禅中に打ち据える棒)の音と共に、怒号と... つづきを見る
86.太陽病(中)112条 桂枝去芍薬加蜀漆龍骨牡蛎救逆湯 2018.03.26 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一一二条】 傷寒脉浮、醫以火迫劫之、亡陽、必驚狂、臥起不安者、桂枝去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯主之。方六十。 傷寒脉浮、醫、火を以て之を迫劫(はくごう)し、亡陽すれば、必ず驚狂し、臥起(がき)安らかざ... つづきを見る
85.太陽病(中)107条 柴胡加竜骨牡蠣湯 方意 2018.03.25 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 小柴胡湯をベースに見て行きます。 小柴胡湯は、柴胡黄芩人参半夏生姜大棗炙甘草の七味です。 ここから炙甘草を除いて、竜骨牡蛎鉛丹桂枝茯苓大黄を加えたものが柴胡加竜骨牡蠣湯で... つづきを見る
84.太陽病(中) 107条 柴胡加龍骨牡蠣湯 2018.03.24 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇七条】 傷寒八九日、下之、胸滿、煩驚、小便不利、讝語、一身盡重、不可轉側者、柴胡加龍骨牡蠣湯主之。方五十七。 傷寒八、九日、之を下し、胸滿、煩驚、小便不利、讝語(せんご)し、一身盡(ことごと)く... つづきを見る
83.太陽病(中)106条 少腹急結 桃核承気湯(2) 2018.03.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 さて、一般的に知られているこの少腹急結について、改めてどのような腹証なのかを確認したいと思います。 少腹とは下腹部のことで、多くは左腸骨窩の部分にみられる硬結で、瘀血の腹証としても知られています。... つづきを見る
82.太陽病(中)106条 桃核承気湯(1) 2018.03.22 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇六条】 太陽病不解、熱結膀胱、其人如狂、血自下、下者愈。 其外不解者、尚未可攻、當先解其外。 外解已、但少腹急結者、乃可攻之、宜桃核承氣湯。方五十六(後云解外宜桂枝湯)。 太陽病解せず、熱膀胱に... つづきを見る
81.太陽病(中)104条 柴胡加芒硝湯 2018.03.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇四条】 傷寒十三日不解、胸脇滿而嘔、日晡所發潮熱、已而微利。 此本柴胡證、下之以不得利、今反利者、知醫以丸藥下之、此非其治也。潮熱者、實也。先宜服小柴胡湯以解外、後以柴胡加芒消湯主之。五十四。 ... つづきを見る
80.太陽病(中)103条 大柴胡湯 大黄の去加 2018.03.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇三条】 太陽病、過經十餘日、反二三下之。後四五日、柴胡證仍在者、先與小柴胡。嘔不止、心下急(一云嘔止小安)、鬱鬱微煩者、為未解也、與大柴胡湯、下之則愈。方五十三。 太陽病、過經(かけい)十餘日、... つづきを見る
国際東洋医療学院 OB会セミナー(第3回目) 2018.03.19 活動報告 筆者 : 金澤秀光 3月18日、街路にモクレンの花が踊るように咲いているのを横目に見ながら、岸和田に在ります「国際東洋医療学院」OB会でセミナーを行ってきました。 今回も「鍼道一の会」からは永松先生、稻垣先生、江見... つづきを見る
79.太陽病(中)102条と小建中湯の方意 2018.03.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔小建中湯方〕 桂枝(三兩去皮)甘草(二兩炙)大棗(十二枚擘)芍藥(六兩)生薑(三兩切)膠飴(一升) 右六味、以水七升、煮取三升、去滓、内飴、更上微火消解。温服一升、日三服。嘔家不可用建中湯... つづきを見る
78.太陽病(中)100条 小建中湯と小柴胡湯 2018.03.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇〇条】 傷寒、陽脉濇、陰脉弦、法當腹中急痛、先與小建中湯。不差者、小柴胡湯主之。五十一(用前方)。 傷寒、陽脉濇、陰脉弦、法は當(まさ)に腹中急痛すべし。先ず小建中湯を與う。差(い)えざる者は、... つづきを見る
77.太陽病(中)99条 三陽の合病・併病 小柴胡湯 2018.03.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【九九条】 傷寒四五日、身熱、惡風、頸項強、脇下滿、手足温而渴者、小柴胡湯主之。五十(用前方)。 傷寒四、五日、身熱、惡風、頸項強り、脇下滿、手足温にして渇する者は、小柴胡湯之を主る。五十(前方を用う... つづきを見る
76.太陽病(中)小柴胡湯 方剤吟味 2018.03.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔小柴胡湯方〕 柴胡(半斤)黄芩(三兩)人參(三兩) 半夏(半升洗)甘草(炙)生薑(各三兩切)大棗(十二枚擘) 右七味、以水一斗二升、煮取六升、去滓、再煎取三升、温服一升、日三服。 若胸中... つづきを見る