膀胱の臓象 2020.09.13 筆者 : 金澤秀光 臓象学 膀胱募穴・中極、心募穴・巨闕。 位置関係を天地陰陽・心腎相交の時空間で観ると面白い。 大腸募穴2穴・天枢。 小腸募穴1穴・関元。 中極と巨闕の間にある天枢・関元。 これを時空間と臓象をから... つづきを見る
小腸の臓象 2020.09.05 筆者 : 金澤秀光 臓象学 小腸の扱いは、中医学的にはわずかに触れられているのみである。 しかしながら心の臓との表裏関係に目をやると、それだけでは収まらない重要な働きがある。 穀道の腑はご承知の通り、胃→小腸→大腸という流... つづきを見る
五臓と五神 2020.08.29 公開動画 活動報告 筆者 : 稻垣順也 筆者 : 金澤秀光 臓象学 五臓に内包されているといわれている、魂・魄・意・神・志の五神。 この五神は、五臓それぞれの生理機能の現れであるのですから、いわば臓象学の範疇に属しますね。 この五神の働きを、五臓の生理特性... つづきを見る
見ると変化する経穴 2020.08.25 筆者 : 金澤秀光 経穴 閑話 臨床に携わっていると、触れるだけで相手が次々と変化していく状況を体験されてる方も多いと思います。 触れて変化が遅いところや変化しないところが目付どころとなったりするのですが、それはさておいて。 ... つづきを見る
百会の対極…失眠穴 2020.08.22 筆者 : 金澤秀光 経穴 経絡 閑話 百会の対極といえば会陰に当たるのですが、場所的には使えませんよね。 では空間を体幹部から手足にまで広げてみればいいわけですよね。 百会と手の井穴は共に陽極です。 すると会陰は、足の井穴としたい... つづきを見る
心の臓象 2020.08.16 筆者 : 金澤秀光 臓象学 先天の元気は腎に蔵されていると言う。 <素問・宣明五気篇>では、心は神を蔵すと記されている。 さて、この神をそのまま中医学的に解釈しても良いのだろうか? 素問・上古天真論では七損八益論が展開され... つづきを見る
五行と蔵象について 2020.08.08 五行論 活動報告 筆者 : 金澤秀光 臓象学 五行が最も早く表れたのは、尚書(書経)・洪範であるとされている。 (おおよそ紀元前5世紀以降の書であるとされている) 以来、世界のありとあらゆる現象の奥に潜む気の働きをとらえるため... つづきを見る
脾の臓象 2020.07.27 筆者 : 金澤秀光 臓象学 脾の臓は、後天の元気の源であるため非常に重要な臓であるが、卦を見ると坤地である。 このことから脾の臓に陽気は存在せず、常に心腎の陽気によって生理機能が営まれていると理解することが出来る。 つま... つづきを見る
胃の臓象 2020.07.12 筆者 : 金澤秀光 臓象学 内経医学では、「胃の気」を重視しているが、中医学ではその概念がすっぽりと抜け落ちている。 「胃の気」に関しては、「一の会」四診実技理論の教科書で詳述しているので、いずれ公開したいと考えています。 ... つづきを見る
大腸の臓象 2020.07.04 筆者 : 金澤秀光 臓象学 肺と大腸は表裏関係であることは、どなたも十分ご承知のことだと思います。 では、上焦に位置する肺の臓と、下焦に位置する大腸の腑の生理的整合性をどのように捉えるかが重要なことになって参ります。 しか... つづきを見る
肺の臓象 2020.06.28 筆者 : 金澤秀光 臓象学 肺の臓は、植物の葉に象られています。 葉と言えば、風で揺らぎます。 風と言えば、肝の臓ですね。 風は、寒熱の気が交流する際に生じます。 まるで連想ゲームのようですが、このように気の動きを先ずは... つづきを見る
臓象とは 2020.06.25 筆者 : 金澤秀光 臓象学 臓象とは 東洋医学における五臓の概念は、いわゆる「臓器」とは全く別のものであり、「気」を象徴的に描いたものであり、実体の無いものであるという点を、まずはしっかりと認識する必要があります。 黄帝内... つづきを見る
効能はツボ(経穴)に在らず 2020.05.19 学術・医学理論 東洋医学講座 活動報告 筆者 : 稻垣順也 経穴 5月10日より、オンライン講座という形ではありますが、今年度も『鍼道一の会・東洋医学講座』を開始することが出来ました。 『鍼道一の会』の長期的な目標の一つには、「鍼灸に関する普遍的な... つづきを見る
「疫病について その3」 2020.04.29 学術・医学理論 筆者:川村淳子 → 「疫病についてその1」-ブログ『鍼道一の会』 → 「疫病についてその2」-ブログ『鍼道一の会』 の続きです。 シリーズ最後の投稿になります。 ご覧いただきありがとう... つづきを見る
「疫病について その2」 2020.04.26 学術・医学理論 筆者:川村淳子 → 「疫病についてその1」-ブログ『鍼道一の会』 の続きです。 当時といまは、衛生環境も医療施設も大きく異なります。 しかし、地形や、気候、風土に関しては、変わらない部分もあり... つづきを見る