観る側と観られる側 2020.08.28 筆者 : 金澤秀光 閑話 前回、「見ると変化する経穴」ということを書きました。 なぜこのような現象が起きるのかを続けて書いて参りたいと思います。 この原理は、非常に簡単なことであります。 私たちの日常でも、だれにど... つづきを見る
見ると変化する経穴 2020.08.25 筆者 : 金澤秀光 経穴 閑話 臨床に携わっていると、触れるだけで相手が次々と変化していく状況を体験されてる方も多いと思います。 触れて変化が遅いところや変化しないところが目付どころとなったりするのですが、それはさておいて。 ... つづきを見る
四季と人体(3)五節句 2020.08.24 公開動画 四時と人間の相関 活動報告 筆者 : 金澤秀光 筆者:川村淳子 今回は五節句と避邪について。 節句は、節供ともいわれ、神と共に食す行事食の意味合いがあるそうです。 神道で神と人が一緒になって自然の気を取り入れる「直会(なおらい)」という... つづきを見る
百会の対極…失眠穴 2020.08.22 筆者 : 金澤秀光 経穴 経絡 閑話 百会の対極といえば会陰に当たるのですが、場所的には使えませんよね。 では空間を体幹部から手足にまで広げてみればいいわけですよね。 百会と手の井穴は共に陽極です。 すると会陰は、足の井穴としたい... つづきを見る
百会と坊主頭 2020.08.21 筆者 : 金澤秀光 閑話 頭を丸めて意識するようになったのが、一般の方もよくご存じの百会です。 少し前からシェーバーでさらにスキンヘッドにしてからは、より一層百会の存在を意識するようになりました。 筆者の百会と申しますの... つづきを見る
髪の毛の意味するところ 2020.08.19 筆者 : 金澤秀光 閑話 表題を、「髪の毛の意味するところ」としてますが、このお話は治療者として「気を感じる」という点に絞って思うところを書いてみたいと思います。 筆者は、今月62歳になるのですが、還暦を迎える前に当たって... つづきを見る
心の臓象 2020.08.16 筆者 : 金澤秀光 臓象学 先天の元気は腎に蔵されていると言う。 <素問・宣明五気篇>では、心は神を蔵すと記されている。 さて、この神をそのまま中医学的に解釈しても良いのだろうか? 素問・上古天真論では七損八益論が展開され... つづきを見る
五行と蔵象について 2020.08.08 五行論 活動報告 筆者 : 金澤秀光 臓象学 五行が最も早く表れたのは、尚書(書経)・洪範であるとされている。 (おおよそ紀元前5世紀以降の書であるとされている) 以来、世界のありとあらゆる現象の奥に潜む気の働きをとらえるため... つづきを見る
五行と気味 2020.08.01 公開動画 東洋医学講座 活動報告 筆者 : 金澤秀光 五行とは、みなさまご存知のように、木・火・土・金・水ですね。 そして四季を通じて天の気は、生・長・化・収・蔵します。 一方、地の気である、酸(収)・苦(降)... つづきを見る
脾の臓象 2020.07.27 筆者 : 金澤秀光 臓象学 脾の臓は、後天の元気の源であるため非常に重要な臓であるが、卦を見ると坤地である。 このことから脾の臓に陽気は存在せず、常に心腎の陽気によって生理機能が営まれていると理解することが出来る。 つま... つづきを見る
四季と人体(2)24節気 2020.07.14 公開動画 四時と人間の相関 活動報告 筆者 : 金澤秀光 筆者:川村淳子 昔の人は季節の変化をあらかじめ知るために暦を使っていました。 暦の有益な使い方は様々ありますが、我々東洋医学を行っている者にとっても必要不可欠なものです。 季節の移ろいや天気の状態によ... つづきを見る
胃の臓象 2020.07.12 筆者 : 金澤秀光 臓象学 内経医学では、「胃の気」を重視しているが、中医学ではその概念がすっぽりと抜け落ちている。 「胃の気」に関しては、「一の会」四診実技理論の教科書で詳述しているので、いずれ公開したいと考えています。 ... つづきを見る
大腸の臓象 2020.07.04 筆者 : 金澤秀光 臓象学 肺と大腸は表裏関係であることは、どなたも十分ご承知のことだと思います。 では、上焦に位置する肺の臓と、下焦に位置する大腸の腑の生理的整合性をどのように捉えるかが重要なことになって参ります。 しか... つづきを見る
肺の臓象 2020.06.28 筆者 : 金澤秀光 臓象学 肺の臓は、植物の葉に象られています。 葉と言えば、風で揺らぎます。 風と言えば、肝の臓ですね。 風は、寒熱の気が交流する際に生じます。 まるで連想ゲームのようですが、このように気の動きを先ずは... つづきを見る
臓象とは 2020.06.25 筆者 : 金澤秀光 臓象学 臓象とは 東洋医学における五臓の概念は、いわゆる「臓器」とは全く別のものであり、「気」を象徴的に描いたものであり、実体の無いものであるという点を、まずはしっかりと認識する必要があります。 黄帝内... つづきを見る