背部兪穴と胸腹部募穴(4) 鍼灸と湯液の着眼点の相違 2016.08.17 筆者 : 金澤秀光 背部兪穴と胸腹部募穴 これまで、背部兪穴と腹部募穴について稿を重ねてきました。 この稿では、湯液と鍼灸の着眼点の相違を明確にすることで、鍼灸医学の独自性を高めることをコンセンサスに記述致します。 募穴の... つづきを見る
背部兪穴と胸腹部募穴(3) 前後の気の動き 2016.08.14 筆者 : 金澤秀光 背部兪穴と胸腹部募穴 これまで、背部兪穴(後)と胸腹部募穴(前)の性質の違いとその用い方について述べて参りました。 今回は、前後の気の動きについて解説いたします。つまり兪穴と募穴間の、気の動きです。 ... つづきを見る
2016年度 第5回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告 2016.08.13 活動報告 筆者 : 大上恵子 夏、真っ盛りですね。今年の夏は朝晩が涼しく、比較的過ごしやすいと感じるのですが、皆様いかがでしょうか。夏の過ごし方については、こちらのブログも参考になさってください。⇒鍼灸医学の懐~四気調神大論... つづきを見る
背部兪穴と胸腹部募穴(2)兪穴について 2016.08.11 筆者 : 金澤秀光 背部兪穴と胸腹部募穴 前回は身体前面・陽明部位に在る募穴について述べましたので、今回は背部兪穴について解説いたします。先ず、兪穴の「兪」の意味を明確にしてみましょう。兪は、舟(月)と余とを組み合わせた形。舟は盤の... つづきを見る
2016年度 第4回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告 2016.08.05 活動報告 筆者 : 大上恵子 いよいよ夏本番ですね。7月中は朝晩、秋のような爽やかさを感じていましたが、臨床講座を行いました24日当日は、急にムッとするような湿気を感じる気候となりました。湿気は陰邪であり、陽気を阻みがちにな... つづきを見る
背部兪穴と胸腹部募穴(1)募穴について 2016.08.02 筆者 : 金澤秀光 背部兪穴と胸腹部募穴 ここでは、腹部募穴と背部兪穴の違いを明確にし、臨床応用に役立てることをコンセンサスとして書きます。 まず大極両義の陰陽関係から説いていきます。 <淮南子・天文篇>では、天地創造について述べ... つづきを見る
2016年度 第4回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告 2016.07.14 活動報告 筆者 : 大上恵子 第4回目の基礎講座は、南森町にあります「大阪医療技術学園専門学校」の教室をお借りして、開催させていただきました。場が変わると新鮮な気持ちになります。『場』の力って、大切だなーと、改めて感じた次第で... つづきを見る
2016年度 第3回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告 2016.07.07 活動報告 筆者 : 大上恵子 どんよりした梅雨空から一転、7月に入るや否や、ここ大阪はまさに酷暑という言葉がぴったりくる気候となってまいりました。第三回の「一の会・東洋臨床医学講座」は、先日6月26日、そんな梅雨空の晴れ間を狙... つづきを見る
一般公開動画 「学ぶということ」 2016.05.25 公開動画 筆者 : 金澤秀光 2015年度『一の会・東洋医学基礎講座』より~学ぶということ~古典を背景とした『一の会』も、2016年度で3期目を迎えました。これを記念して、昨年度基礎講座の冒頭、金澤の講義を公開しました。... つづきを見る
2016年度 第2回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告 2016.05.19 公開動画 活動報告 筆者 : 大上恵子 このところ、月日の経つのがとても早く感じます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。「一の会・東洋医学講座」の様子を少しでもリアルにお伝えしようと思い、動画編集を手掛け始めたのですが、慣れないせ... つづきを見る
2016年度 第1回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告 2016.05.02 公開動画 活動報告 筆者 : 大上恵子 桜が散り、ツツジとハナミズキがきれいに映える、春爛漫の季節となって参りました。学生たちも、新しい制服・新しい環境に少しずつ慣れてきたのではないでしょうか。「一の会」にも、今年鍼灸学校を卒業し、鍼... つづきを見る
2016年度 第1回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告 2016.04.21 活動報告 筆者 : 大上恵子 新学期も始まり、真新しいランドセルを背負った子供たちを多く見かける季節になりました。「一の会」もまた、新しい面々が加わり第三期がスタートしました。会の冒頭、金澤代表は次のように話されました。不... つづきを見る
引きつけ直前・・・陽明病の常と変 2016.03.14 筆者 : 金澤秀光 色鮮やかな季節ですねぇ昨日は『一の会基礎講座』の年度最終回でした。参加者の皆様、お疲れさまでした。次年度は、いよいよ臨床実技を豊富に盛り込んで参りますので、みんなで真剣に、かつワイワイやりまし... つづきを見る
医の技(6)孔穴主治法第一 頚部左右諸穴 2016.03.09 医心方 筆者 : 永松周二 頭部から部位毎に、下がって経穴を説明している医心方。多くは黃帝三部鍼灸甲乙経から抜粋しています。当時も鍼灸の初級から上級への理解、臨床への門が狭く、徒弟制度の中で伝えても、目先の結果だけに走る人... つづきを見る
東西医学の世界観・人体観 2016.03.08 筆者 : 金澤秀光 香り立つ・・・それぞれの国と地域の文化は、気候風土の違いを基盤として成立しており、その世界観は各国の民族医学に色濃く反映されている。「人間をどう捉えるのか」という命題に対する回答は、医学を志す者に... つづきを見る