2016年度 第1回「一の会・東洋医学講座(臨床)」活動報告 2016.05.02 公開動画 活動報告 筆者 : 大上恵子 桜が散り、ツツジとハナミズキがきれいに映える、春爛漫の季節となって参りました。学生たちも、新しい制服・新しい環境に少しずつ慣れてきたのではないでしょうか。「一の会」にも、今年鍼灸学校を卒業し、鍼... つづきを見る
2016年度 第1回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告 2016.04.21 活動報告 筆者 : 大上恵子 新学期も始まり、真新しいランドセルを背負った子供たちを多く見かける季節になりました。「一の会」もまた、新しい面々が加わり第三期がスタートしました。会の冒頭、金澤代表は次のように話されました。不... つづきを見る
引きつけ直前・・・陽明病の常と変 2016.03.14 筆者 : 金澤秀光 色鮮やかな季節ですねぇ昨日は『一の会基礎講座』の年度最終回でした。参加者の皆様、お疲れさまでした。次年度は、いよいよ臨床実技を豊富に盛り込んで参りますので、みんなで真剣に、かつワイワイやりまし... つづきを見る
医の技(6)孔穴主治法第一 頚部左右諸穴 2016.03.09 医心方 筆者 : 永松周二 頭部から部位毎に、下がって経穴を説明している医心方。多くは黃帝三部鍼灸甲乙経から抜粋しています。当時も鍼灸の初級から上級への理解、臨床への門が狭く、徒弟制度の中で伝えても、目先の結果だけに走る人... つづきを見る
東西医学の世界観・人体観 2016.03.08 筆者 : 金澤秀光 香り立つ・・・それぞれの国と地域の文化は、気候風土の違いを基盤として成立しており、その世界観は各国の民族医学に色濃く反映されている。「人間をどう捉えるのか」という命題に対する回答は、医学を志す者に... つづきを見る
東洋医学の背景 2016.03.07 筆者 : 金澤秀光 梅も見ごろ東洋医学の歴史は、三千年とも四千年とも言われている。ことに鍼灸医学においては、石器時代から行われていたことが考古学的にも知られている。これから鍼灸医学を学ぼうとする諸氏は、黄帝内経が著さ... つづきを見る
邪気の向かう方向と場所 2016.02.18 筆者 : 金澤秀光 春つぼみあいらしいいよいよ春めいて参りましたね。これから三寒四温と呼ばれているように、寒暖を繰り返しながら夏に向かって行くわけですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。治療家の皆さまの... つづきを見る
症例の評価での留意点 2016.02.15 筆者 : 金澤秀光 まるでバラのよう・・・山茶花14日『一の会基礎講座』で、筆者の娘が患ったインフルエンザB型が呼吸器症状を呈する間もなく一日で治癒した症例を提出したので、その内容を簡単にまとめて開示し、治療家が症例... つづきを見る
性を養う(11)雑禁第十一 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 性を養う、最後は養生における諸々の禁止事項について。毎月の忌み事や一の不当、二の不可、三の愚、四の惑、五の逆、六の不祥、七の癡、八の狂と覚えやすいように書かれています。他の養生書にも細やかな禁止... つづきを見る
性を養う(10)居処第十 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 性を養う(10)居処第十養生篇第十は住むところに関して。 身体の外の第一防波堤としての衣服の次は第二防波堤としての住むところ。この時代は、気候や自然現象の影響を身体感覚で... つづきを見る
性を養う(9) 服用第九 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 第九は服用と書かれていますが、薬の服用ではなく、衣服の用い方とでも解釈したほうが良い節です。基本的に季節に沿った服の厚みについてですが、特に冒頭部分では、春は天氣が温かくなるが、実際には地氣まで温... つづきを見る
性を養う(8)言語第八 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 言語の養生については、基本妄りにしゃべるのではなく、要点をゆっくりと相手に響くようにしゃべること。冬であれば気が藏している為、自分からしゃべることは極力少なく、質問に対して答えるようにしゃべること... つづきを見る
性を養う(7)臥起第七 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 行住坐臥という言葉があるように、本来行止第六と臥起第七は文字数自体も少ないことから纏めても良いと思われます。敢えて分けたのは行止は動、臥起は静動の終始と考えての事でしょうか。この辺りの... つづきを見る
性を養う(6)行止第六 2016.02.06 医心方 筆者 : 永松周二 養性篇第六は、立ち居振る舞いについて、千金方と養生志から引用しています。千金方には「人には4つの正すべき行動がある。正しく歩き、正しく坐り、正しく立ち、正しい言葉を使うことである。空腹時にはじっと止... つづきを見る
流れの中に、不変を観る・・・不易流行 2016.01.29 筆者 : 金澤秀光 陽の光がうれしい・・・「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」鴨長明のみならず、世の無常を説いている人はたくさんいらっしゃいます。この変化止まない無常=流行の中に、普遍の真理=不易を... つづきを見る