性を養う(4)用氣第四④ 2016.01.11 医心方 筆者 : 永松周二 用氣最後の項は、第三項と同様、気を修練する際の詳細について記載されています。ほとんどが寝室で、ゆったりとした状態で行うべきだと書かれています。そして、鼻から吸って口から吐く事を基本としており、鼻... つづきを見る
性を養う(4)用氣第四① 2016.01.11 医心方 筆者 : 永松周二 医心方養生篇四番目は氣を用いるという節です。槇佐知子氏は「きをおさむ」と訳しておられます。氣という概念を具体的に示し、どうやって考え感じ実践していくべきかを綴っている部分で、筆者も同意見です。... つづきを見る
性を養う(3)養形第三 ③ 2015.12.08 医心方 筆者 : 永松周二 養形は細かな養生法がたくさんある為に、項目別に記してくれています。今回は目と髪について。 眼は昔は命門と呼ばれていましたが、東洋医学では現在、腰を命門と呼んでいます。下半身で火を炊き、... つづきを見る
性を養う(3)養形第三⑤ 2015.12.08 医心方 筆者 : 永松周二 養形第三最後の項目は、沐浴に関する諸々の注意事項が書かれています。抱朴子に云う、「月が井宿に入った日に沐浴すべきである。長生無病になる」又十二月の月ごとに沐浴すべき日として、「正月十日の人定(8... つづきを見る
性を養う(3)養形第三 ④ 2015.12.08 医心方 筆者 : 永松周二 今回は齒について記載されている部分を抜き出しています。最後の方に寅の日、午の日など日時についての記載がありますが、これは本来養形第三の最後に入れるべきだったのではないかと考えています。大素経とは... つづきを見る
性を養う(3)養形第三② 2015.12.02 医心方 筆者 : 永松周二 養形第三も総論が終わると、各論に入ります。あらゆる所作における禁忌、慎むべき事項を説明してくれていますが、当然突然始めても、習慣化するのは難しいものもありますので、参考と... つづきを見る
性を養う(3)養形第三① 2015.12.01 医心方 筆者 : 永松周二 養形第三の始めは、<黄帝内経・素問四気調神大論篇第二>からの抜粋です。ここから始めに出てくる養生要集の部分までが、養形篇のダイジェスト的な役割を担っています。即ち、形を養う事の大まかな指標につ... つづきを見る
性を養う(2)谷神第二 2015.11.21 医心方 筆者 : 永松周二 養生篇第二は谷神と題されています。谷神とは文中に出てくるように、身体の神である心を養う事です。大體第一は総論であり、ここから各論に入っていきます。先ずは老子の道経から神についての定義がなされ、史... つづきを見る
性を養う(1) 大體第一④ 2015.11.19 医心方 筆者 : 永松周二 養生篇大體第一の最後は、神仙について、嗜欲について、抱朴子、荘子、呂氏春秋、顔氏家訓です。顔氏は「周礼」や「春秋左氏傳」を伝える家に生まれ、北齋、北周、隋に仕えたとされる人です。どれも養生の大切さ... つづきを見る
性を養う(1)大體第一③ 2015.11.16 医心方 筆者 : 永松周二 性を養う(1)大體第一③仲長統は、後漢末期の学者、昌言二十四篇を著したそうですが現存していません。一部でもこういうのが残っているのが又、医心方の良さですね。素問・異方法宜論第十二では、五つの方角... つづきを見る
性を養う(1)大體第一② 2015.11.14 医心方 筆者 : 永松周二 ここからは幾つかに分けて訳します。今回は文子、養生要集(その中で引用されている中経)、少有経、彭祖の引用です。文子の引用では、養生の順番、基本を唱え、養生と欲望との関係性をはっきりとさせています。... つづきを見る
性を養う(1)大體第一① 2015.11.13 医心方 筆者 : 永松周二 本日ふとしたことから、医心方巻二十七養生に目が行き、大體第一を読んでフェイスブックに掲げ、流れでブログに書くことになった為、自力ではなく望月学先生、槇佐知子先生の両先人が書かれた書き下し及び訳を参考... つづきを見る
守・破・離 2015.10.03 筆者 : 永松周二 武道の修練段階として良く言われる守・破・離についてですが、あらゆる分野にも通じる理でもあります。守;形を守る段階。基礎構築の時期であり、自分にないものを一心に学ぶ時。破;形を破る段階。基礎を... つづきを見る
「一の会」会員の皆様へ 2015.09.20 筆者 : 永松周二 「一の会」第三期も半分を過ぎました。治療の深さ、勉強量を徐々に感じ、邁進されていることと思います。「一の会」では、会長たる金澤先生の「上工守神」を主幹とした本質的な治療、稲垣先生の鍼... つづきを見る
医の技(5)孔穴主治法第一 面部諸穴三十九穴 頤下部二穴 2015.02.02 医心方 筆者 : 永松周二 医心方では、頭部を頭部、面部、頤下部の三部位に分けて記述しています。頭部では三部位に分けた後、更に一行、二行、三行と分けていますが、面部では正中線の一行七穴とその他として三十二穴を分け、頤下部では... つづきを見る