170.太陰病 279条 桂枝加芍薬湯 桂枝加大黄湯 2018.06.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二七九条】 本太陽病、醫反下之、因爾腹滿時痛者、屬太陰也、桂枝加芍藥湯主之。大實痛者、桂枝加大黄湯主之。三。 本(もと)太陽病、醫反って之を下し、爾(そ)れに因りて腹滿し、時に痛む者は、太陰に屬... つづきを見る
169.太陰病 277条 宜四逆輩 2018.06.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二七七条】 自利、不渴者、屬太陰、以其藏有寒故也、當温之。宜服四逆輩。二。 自利して、渴せざる者は、太陰に屬す。其の藏に寒有るを以ての故なり。當に之を温むべし。四逆輩(しぎゃくはい)を服すに宜し。二... つづきを見る
168.太陰病 276条 宜桂枝湯 2018.06.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二七六条】 太陰病、脉浮者、可發汗、宜桂枝湯。方一。 太陰病、脉浮の者は、汗を發すべし、桂枝湯に宜し。方一。 太陰病篇に、なぜ桂枝湯なのでしょうか。 桂枝湯は、発表剤でした。 5.太陽病(... つづきを見る
167.太陰病 273条~275条 太陰病の綱領 2018.06.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二七三条】 太陰之為病、腹滿而吐、食不下、自利益甚、時腹自痛。若下之、必胸下結鞕。 太陰の病為(た)るや、腹滿して吐し、食下らず、自利(じり)益々甚だしく、時に腹自ら痛む。若し之を下せば、必ず胸... つづきを見る
166.少陽病 263条~272条 少陽病の綱領から最終条まで。 2018.06.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二六三条】 少陽之為病、口苦、咽乾、目眩也。 少陽の病為(た)る、口苦(にが)く、咽(のど)乾き、目眩(くるめ)くなり。 いよいよ少陽病に入って参りました。 この263条は、少陽病の綱領です... つづきを見る
165.陽明病 262条 発黄 麻黄連軺赤小豆湯 2018.06.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二六二条条】 傷寒瘀熱在裏、身必黄、麻黄連軺赤小豆湯主之。方四十四。 傷寒瘀熱裏に在り、身必ず黄す、麻黄連軺赤小豆湯(まおうれんしょうせきしょうずとう)之を主る。方四十四。 この条文も短いので、... つづきを見る
活動報告ー6月基礎講座 2018.06.12 東洋医学講座 活動報告 筆者 : 金澤秀光 6/10、梅雨入り宣言が出た直後の大阪。幸い、降雨は免れ、曇天の中開催させていただきました「鍼道一の会」東洋基礎医学講座のレポートです。 台風接近の影響もあったのか湿気が満載のこの日、金澤・... つづきを見る
164.陽明病 261条 梔子檗皮湯 2018.06.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二六一条】 傷寒身黄發熱、梔子檗皮湯主之。方四十三。 傷寒、身黄にして發熱するは、梔子檗皮湯(ししはくひとう)之を主る。方四十三。 260条に引き続いての黄疸です。 260条と異なる所は、発熱... つづきを見る
163.陽明病 260条 橘子色 茵蔯蒿湯 2018.06.11 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二六〇条】 傷寒七八日、身黄如橘子色、小便不利、腹微滿者、茵蔯蒿湯主之。四十二(用前第二十三方)。 傷寒七、八日、身黄(おう)なること橘子(きっし)の色の如く、小便不利し、腹微滿する者は、茵蔯蒿... つづきを見る
162.陽明病 256条 脉滑数 宜大承気湯 2018.06.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二五六条】 陽明少陽合病、必下利。其脉不負者、為順也。負者、失也。互相剋賊、名為負也。脉滑而數者、有宿食也、當下之、宜大承氣湯。四十(用前第二方)。 陽明と少陽の合病、必ず下利す。其の脉負ならざる者... つづきを見る
161.陽明病 252条~255条 晴不和 宜大承気湯 2018.06.09 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二五二条】 傷寒六七日、目中不了了、睛不和、無表裏證、大便難、身微熱者、此為實也。急下之、宜大承氣湯。三十六(用前第二方)。 傷寒六、七日、目中了了(りょうりょう)たらず、睛和(せいわ)せず、表裏の... つづきを見る
160.陽明病 248・249条 蒸蒸発熱 調胃承気湯 2018.06.08 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二四八条】 太陽病三日、發汗不解、蒸蒸發熱者、屬胃也、調胃承氣湯主之。三十二(用前第一方)。 太陽病三日、發汗して解せず、蒸蒸(じょうじょう)として發熱する者は、胃に屬するなり。調胃承氣湯之を主... つづきを見る
159.陽明病 243条 呉茱萸湯 2018.06.07 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二四三条】 食穀欲嘔、屬陽明也、呉茱萸湯主之。得湯反劇者、屬上焦也。呉茱萸湯。方二十九。 穀を食して嘔せんと欲するは、陽明に屬するなり、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)之を主る。湯を得て反って劇しき者は、上... つづきを見る
158.陽明病 241条 大下後 宜大承気湯 2018.06.06 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二四一条】 大下後、六七日不大便、煩不解、腹滿痛者、此有燥屎也。所以然者、本有宿食故也、宜大承氣湯。二十七(用前第二方)。 大いに下したる後、六、七日大便せず、煩解(はんげ)せず、腹滿痛する者は、此... つづきを見る
医学で扱わない諸問題について 2018.06.05 公開動画 東洋医学講座 筆者 : 金澤秀光 通常、医学ではいわゆるスピリチュアルな問題は取り扱われていません。 この動画で取り上げているのは、共感性が非常に高いが故に、患者さんの症状をそのまま受けてしまい、自ら病んでしまった症例を取り上げて... つづきを見る