184.少陰病 316・317条 真武湯・通脈四逆湯 2018.07.05 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一六条】 少陰病、二三日不已、至四五日、腹痛、小便不利、四肢沈重疼痛、自下利者、此為有水氣。其人或欬、或小便利、或下利、或嘔者、真武湯主之。方十五。 少陰病、二、三日して已(や)まず、四、五日... つづきを見る
183.少陰病 315条 白通加猪胆汁湯 2018.07.04 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一五条】 少陰病、下利、脉微者、與白通湯。利不止、厥逆無脉、乾嘔、煩者、白通加猪膽汁湯主之。服湯、脉暴出者死、微續者生。白通加猪膽湯。方十四(白通湯用上方)。 少陰病、下利し、脉微の者は、白通湯を... つづきを見る
182.少陰病 314条 白通湯 2018.07.03 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一四条】 少陰病、下利、白通湯主之。方十三。 少陰病、下利(げり)するは、白通湯(はくつうとう)之を主る。方十三。 この条文、あまりに短すぎて病態がよく分かりません。 そこで後述しています... つづきを見る
181.少陰病 313条 半夏散及湯 2018.07.02 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一三条】 少陰病、咽中痛、半夏散及湯主之。方十二。 少陰病、咽中(いんちゅう)痛むは、半夏散(はんげさん)及び湯之を主る。方十二。 単純な方剤ですが、桂枝甘草湯というのがありましたね。 54.... つづきを見る
180.少陰病 311条 甘草湯・桔梗湯 2018.06.30 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一一条】 少陰病二三日、咽痛者、可與甘草湯。不差、與桔梗湯。十。 少陰病二、三日、咽痛む者は、甘草湯を與うべし。差(い)えざれば、桔梗湯(ききょうとう)を與う。十。 少陰病で咽痛する者には、甘... つづきを見る
179.少陰病 310条 猪膚湯 2018.06.29 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一〇条】 少陰病、下利、咽痛、胸滿、心煩、猪膚湯主之。方九。 少陰病、下利し、咽(のど)痛み、胸滿し、心煩するは、猪膚湯(ちょふとう)之を主る。方九。 少陰病で下痢をし、咽痛と胸満、心煩と、主... つづきを見る
178.少陰病 306条~308条 桃花湯 2018.06.27 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇六条】 少陰病、下利便膿血者、桃花湯主之。方六。 少陰病、下利して膿血(のうけつ)を便する者は、桃花湯(とうかとう)之を主る。方六。 【三〇七条】 少陰病、二三日至四五日、腹痛、小便不利... つづきを見る
活動報告ー6月 臨床医学講座 2018.06.26 東洋医学講座 活動報告 筆者 : 金澤秀光 梅雨の中休み、日差しが清々しい天候となりました6月24日。 もうすっかり恒例の、大阪・南森町にあります大阪医療技術学園専門学校の教室をお借りしての臨床医学講座レポートです。 今年の『一の会』... つづきを見る
177.少陰病 304条・305条 附子湯と真武湯 2018.06.26 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇四条】 少陰病、得之一二日、口中和、其背惡寒者、當灸之、附子湯主之。方四。 少陰病、之を得て一、二日、口中和し、其の背惡寒する者は、當に之を灸すべし。附子湯之を主る。方四。 少陰病となって... つづきを見る
176.少陰病 黄連阿膠湯の病証 2018.06.25 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 まずは<類聚方広義>の注釈から見て行きます。 「大病が差(い)えたる後、虚煩して眠を得ず、眼中疼痛し、懊憹す。梔子豉湯に類して症情は同じからずして久痢し、腹中熱痛し、心中煩にして眠を得ず、或は膿血... つづきを見る
175.少陰病 303条 黄連阿膠湯 2018.06.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇三条】 少陰病、得之二三日以上、心中煩、不得臥、黄連阿膠湯主之。方三。 少陰病、之を得ること二、三日以上、心中煩して、臥(ふ)すことを得ざるは、黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)之を主る。方三。... つづきを見る
174.少陰病 302条 麻黄甘草附子湯 2018.06.22 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇二条】 少陰病、得之二三日、麻黄附子甘草湯微發汗。以二三日無證、故微發汗也。方二。 少陰病、之を得ること二、三日、麻黄附子甘草湯(まおうぶしかんぞうとう)にて微(すこ)しく汗を發す。二、三日證無... つづきを見る
173.少陰病 301条 麻黄附子細辛湯 2018.06.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇一条】 少陰病始得之、反發熱、脉沈者、麻黄細辛附子湯主之。方一。 少陰病始めて之を得て、反って發熱し、脉沈の者は、麻黄細辛附子湯(まおうさいしんぶしとう)之を主る。方一。 この条文、短いの... つづきを見る
172.少陰病 282条 少陰病形悉備 2018.06.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二八二条】 少陰病、欲吐不吐、心煩但欲寐、五六日自利而渴者、屬少陰也。虛故引水自救。 若小便色白者、少陰病形悉具。小便白者、以下焦虛有寒、不能制水、故令色白也。 少陰病、吐せんと欲して吐せず、心煩し... つづきを見る
171.少陰病 281条 少陰病の綱領 2018.06.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【二八一条】 少陰之為病、脉微細、但欲寐也。 少陰の病為(た)るや、脉微細、但(た)だ寐(いね)んと欲するなり。 少陰病の病は、脈が微細で、ただ横になって寝たがるものである。 意訳が必要ないくらい... つづきを見る