84.太陽病(中) 107条 柴胡加龍骨牡蠣湯 2018.03.24 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇七条】 傷寒八九日、下之、胸滿、煩驚、小便不利、讝語、一身盡重、不可轉側者、柴胡加龍骨牡蠣湯主之。方五十七。 傷寒八、九日、之を下し、胸滿、煩驚、小便不利、讝語(せんご)し、一身盡(ことごと)く... つづきを見る
83.太陽病(中)106条 少腹急結 桃核承気湯(2) 2018.03.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 さて、一般的に知られているこの少腹急結について、改めてどのような腹証なのかを確認したいと思います。 少腹とは下腹部のことで、多くは左腸骨窩の部分にみられる硬結で、瘀血の腹証としても知られています。... つづきを見る
82.太陽病(中)106条 桃核承気湯(1) 2018.03.22 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇六条】 太陽病不解、熱結膀胱、其人如狂、血自下、下者愈。 其外不解者、尚未可攻、當先解其外。 外解已、但少腹急結者、乃可攻之、宜桃核承氣湯。方五十六(後云解外宜桂枝湯)。 太陽病解せず、熱膀胱に... つづきを見る
81.太陽病(中)104条 柴胡加芒硝湯 2018.03.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇四条】 傷寒十三日不解、胸脇滿而嘔、日晡所發潮熱、已而微利。 此本柴胡證、下之以不得利、今反利者、知醫以丸藥下之、此非其治也。潮熱者、實也。先宜服小柴胡湯以解外、後以柴胡加芒消湯主之。五十四。 ... つづきを見る
80.太陽病(中)103条 大柴胡湯 大黄の去加 2018.03.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇三条】 太陽病、過經十餘日、反二三下之。後四五日、柴胡證仍在者、先與小柴胡。嘔不止、心下急(一云嘔止小安)、鬱鬱微煩者、為未解也、與大柴胡湯、下之則愈。方五十三。 太陽病、過經(かけい)十餘日、... つづきを見る
79.太陽病(中)102条と小建中湯の方意 2018.03.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔小建中湯方〕 桂枝(三兩去皮)甘草(二兩炙)大棗(十二枚擘)芍藥(六兩)生薑(三兩切)膠飴(一升) 右六味、以水七升、煮取三升、去滓、内飴、更上微火消解。温服一升、日三服。嘔家不可用建中湯... つづきを見る
78.太陽病(中)100条 小建中湯と小柴胡湯 2018.03.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一〇〇条】 傷寒、陽脉濇、陰脉弦、法當腹中急痛、先與小建中湯。不差者、小柴胡湯主之。五十一(用前方)。 傷寒、陽脉濇、陰脉弦、法は當(まさ)に腹中急痛すべし。先ず小建中湯を與う。差(い)えざる者は、... つづきを見る
77.太陽病(中)99条 三陽の合病・併病 小柴胡湯 2018.03.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【九九条】 傷寒四五日、身熱、惡風、頸項強、脇下滿、手足温而渴者、小柴胡湯主之。五十(用前方)。 傷寒四、五日、身熱、惡風、頸項強り、脇下滿、手足温にして渇する者は、小柴胡湯之を主る。五十(前方を用う... つづきを見る
76.太陽病(中)小柴胡湯 方剤吟味 2018.03.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 〔小柴胡湯方〕 柴胡(半斤)黄芩(三兩)人參(三兩) 半夏(半升洗)甘草(炙)生薑(各三兩切)大棗(十二枚擘) 右七味、以水一斗二升、煮取六升、去滓、再煎取三升、温服一升、日三服。 若胸中... つづきを見る
75.太陽病(中)96条 小柴胡湯 2018.03.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【九六条】 傷寒五六日中風、往来寒熱、胸脇苦滿、嘿嘿不欲飲食、心煩喜嘔、或胸中煩而不嘔、或渴、或腹中痛、或脇下痞鞕、或心下悸、小便不利、或不渴、身有微熱、或欬者、小柴胡湯主之。方四十八。 傷寒五六日中... つづきを見る
74.太陽病(中)91・92条 四逆湯(2)真寒水仮熱・裏水仮熱? 2018.03.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【九一条】 傷寒、醫下之、續得下利清穀不止、身疼痛者、急當救裏。 後身疼痛、清便自調者、急當救表、救裏宜四逆湯、救表宜桂枝湯。四十五(前の第十二方を用う)。 傷寒、醫之を下し、續いて下利を得、清穀止ま... つづきを見る
73.太陽病(中)91・92条 四逆湯(1) 2018.03.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【九一条】 傷寒、醫下之、續得下利清穀不止、身疼痛者、急當救裏。 後身疼痛、清便自調者、急當救表、救裏宜四逆湯、救表宜桂枝湯。四十五(前の第十二方を用う)。 傷寒、醫之を下し、續いて下利を得、清穀止ま... つづきを見る
72.太陽病(中)82条 真武湯 83~90条 2018.03.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【八二条】 太陽病發汗、汗出不解、其人仍發熱、心下悸、頭眩、身瞤動、振振欲擗(一作僻)地者、真武湯主之。方四十三。 太陽病、發汗し、汗出でて解けず、其の人仍(な)お發熱、心下悸、頭眩(ずげん)、身瞤動... つづきを見る
71.太陽病(中)80条・81条 梔子乾姜湯 2018.03.11 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【八〇条】 傷寒、醫以丸藥大下之、身熱不去、微煩者、梔子乾薑湯主之。方四十二。 傷寒、醫(い)丸藥を以て大いに之を下し、身熱去らず、微煩(びはん)する者は、梔子乾薑湯(ししかんきょうとう)之を主る。方... つづきを見る
70.太陽病(中)79条 梔子厚朴湯 虚満 2018.03.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【七九条】 傷寒、下後、心煩、腹滿、臥起不安者、梔子厚朴湯主之。方四十一。 傷寒、下して後、心煩し、腹滿し、臥起(がき)安からざる者は、梔子厚朴湯(ししこうぼくとう)之を主る。方四十一。 〔梔子厚朴湯... つづきを見る