189.少陰病 322・323条 大承気湯 四逆湯 2018.07.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三二二条】 少陰病、六七日、腹脹、不大便者、急下之、宜大承氣湯。二十一(用前第十九方)。 少陰病、六、七日、腹脹(は)りて、大便せざる者は、急に之を下す、大承氣湯に宜し。二十一(前の第十九方を用う)... つづきを見る
188.少陰病 321条 大承気湯 2018.07.09 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三二一条】 少陰病、自利清水、色純青、心下必痛、口乾燥者、可下之、宜大承氣湯。二十(用前第十九方一法用大柴胡)。 少陰病、清水(せいすい)を自利し、色純青(じゅんせい)、心下必ず痛み、口乾燥する者は... つづきを見る
187.少陰病 320条 大承気湯 2018.07.08 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三二〇条】 少陰病、得之二三日、口燥咽乾者、急下之、宜大承氣湯。方十九。 少陰病、之を得て二、三日、口燥(かわ)き咽(のど)乾く者は、急に之を下す。大承氣湯に宜し。方十九。 少陰病となって2・3日... つづきを見る
186.少陰病 319条 猪苓湯 2018.07.07 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一九条】 少陰病、下利六七日、欬而嘔、渴、心煩、不得眠者、猪苓湯主之。方十八。 少陰病、下利すること六、七日、欬して嘔し、渴し、心煩して眠ることを得ざる者は、猪苓湯之を主る。方十八。 少陰病... つづきを見る
185.少陰病 318条 四逆散 2018.07.06 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一八条】 少陰病、四逆、其人或欬、或悸、或小便不利、或腹中痛、或泄利下重者、四逆散主之。方十七。 少陰病、四逆し、其の人或は欬(がい)し、或は悸(き)し、或は小便不利し、或は腹中痛み、或は泄利(せ... つづきを見る
184.少陰病 316・317条 真武湯・通脈四逆湯 2018.07.05 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一六条】 少陰病、二三日不已、至四五日、腹痛、小便不利、四肢沈重疼痛、自下利者、此為有水氣。其人或欬、或小便利、或下利、或嘔者、真武湯主之。方十五。 少陰病、二、三日して已(や)まず、四、五日... つづきを見る
183.少陰病 315条 白通加猪胆汁湯 2018.07.04 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一五条】 少陰病、下利、脉微者、與白通湯。利不止、厥逆無脉、乾嘔、煩者、白通加猪膽汁湯主之。服湯、脉暴出者死、微續者生。白通加猪膽湯。方十四(白通湯用上方)。 少陰病、下利し、脉微の者は、白通湯を... つづきを見る
182.少陰病 314条 白通湯 2018.07.03 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一四条】 少陰病、下利、白通湯主之。方十三。 少陰病、下利(げり)するは、白通湯(はくつうとう)之を主る。方十三。 この条文、あまりに短すぎて病態がよく分かりません。 そこで後述しています... つづきを見る
181.少陰病 313条 半夏散及湯 2018.07.02 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一三条】 少陰病、咽中痛、半夏散及湯主之。方十二。 少陰病、咽中(いんちゅう)痛むは、半夏散(はんげさん)及び湯之を主る。方十二。 単純な方剤ですが、桂枝甘草湯というのがありましたね。 54.... つづきを見る
180.少陰病 311条 甘草湯・桔梗湯 2018.06.30 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一一条】 少陰病二三日、咽痛者、可與甘草湯。不差、與桔梗湯。十。 少陰病二、三日、咽痛む者は、甘草湯を與うべし。差(い)えざれば、桔梗湯(ききょうとう)を與う。十。 少陰病で咽痛する者には、甘... つづきを見る
179.少陰病 310条 猪膚湯 2018.06.29 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三一〇条】 少陰病、下利、咽痛、胸滿、心煩、猪膚湯主之。方九。 少陰病、下利し、咽(のど)痛み、胸滿し、心煩するは、猪膚湯(ちょふとう)之を主る。方九。 少陰病で下痢をし、咽痛と胸満、心煩と、主... つづきを見る
178.少陰病 306条~308条 桃花湯 2018.06.27 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇六条】 少陰病、下利便膿血者、桃花湯主之。方六。 少陰病、下利して膿血(のうけつ)を便する者は、桃花湯(とうかとう)之を主る。方六。 【三〇七条】 少陰病、二三日至四五日、腹痛、小便不利... つづきを見る
177.少陰病 304条・305条 附子湯と真武湯 2018.06.26 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇四条】 少陰病、得之一二日、口中和、其背惡寒者、當灸之、附子湯主之。方四。 少陰病、之を得て一、二日、口中和し、其の背惡寒する者は、當に之を灸すべし。附子湯之を主る。方四。 少陰病となって... つづきを見る
176.少陰病 黄連阿膠湯の病証 2018.06.25 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 まずは<類聚方広義>の注釈から見て行きます。 「大病が差(い)えたる後、虚煩して眠を得ず、眼中疼痛し、懊憹す。梔子豉湯に類して症情は同じからずして久痢し、腹中熱痛し、心中煩にして眠を得ず、或は膿血... つづきを見る
175.少陰病 303条 黄連阿膠湯 2018.06.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三〇三条】 少陰病、得之二三日以上、心中煩、不得臥、黄連阿膠湯主之。方三。 少陰病、之を得ること二、三日以上、心中煩して、臥(ふ)すことを得ざるは、黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)之を主る。方三。... つづきを見る