6.太陽病(上)4条~10条 後人の攙入部分 2018.01.05 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 今回4条から11条までは、後人の覚書と注釈が攙入したものと考えられますので、必要なとことだけ解説を加えます。 さらっと参ります。 【四条】 傷寒一日、太陽受之。脉若靜者、為不傳。頗吐欲、若躁... つづきを見る
5.太陽病(上)2・3条 中風と傷寒症状の意味 2017.12.30 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 まだまだ、2条と3条にこだわって書き進めます。 2条太陽中風証には、悪風とあります。 悪風とは一体、具体的にどのような状態なのでしょうか。 肌表=毛穴は開いていて自汗しています。 風邪を嫌う... つづきを見る
4.太陽病(上)2条と3条 体表観察の要点 2017.12.29 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 今回は、太陽中風証と傷寒証の体表観察の要点です。 鑑別要点は、有汗・無汗でした。 さて、太陽中風証の場合、脈診をする際に寸口(大淵穴)が湿っていると肺兪を中心とした背部も発汗しています。 大淵... つづきを見る
10.太陽病(上)桂枝湯方の古方・後世的解釈 2017.12.28 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 今回は12条の後に記されています桂枝湯の方剤構成と気味・薬能の解説を行います。 15条に「気上衝するもの」と記されていますが、桂枝の働きをよく示しています。後の条文に出てきますのでその時に解説いた... つづきを見る
7.太陽病(上)12条 桂枝湯 2017.12.28 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 ここからは、太陽中風証=桂枝湯証から始まり、誤治の対処や虚実のバリエーションとその対処法などが後に続く条文で順次述べられています。 ではみなさま、ご一緒に参りましょう。 【一二条】 太陽中風、陽... つづきを見る
3.太陽病(上)2~3条(3)脉証と体表の相関 2017.12.28 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一条】 太陽之為病、脉浮、頭項強痛而惡寒。 太陽の病為(た)るや、脉浮、頭項強痛して惡寒す。 【二条】 太陽病、發熱、汗出、惡風、脉緩者、名為中風。 太陽病、發熱(ほつねつ)、汗出で、惡風し、脉緩... つづきを見る
2. 太陽病(上)1~3 条(2)中風証と傷寒証 2017.12.27 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【一条】太陽之為病、脉浮、頭項強痛而惡寒。太陽の病為(た)るや、脉浮、頭項強痛して惡寒す。【二条】太陽病、發熱、汗出、惡風、脉緩者、名為中風。太陽病、發熱(ほつねつ)、汗出で、惡風し、脉緩(... つづきを見る
1.太陽病(上)1~3条 太陽病綱領(1) 2017.12.26 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 ※・底本は、現在最も一般に流布している明の趙開美刻『傷寒雑病論』東洋学術出版 社を用いています。 ・解説は、錯簡・後人の注釈が挿入したものと思われるところは省いています。 ただし、後... つづきを見る