202.厥陰病 374条 讝語・燥屎 宜小承気湯 2018.07.23 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三七四条】 下利讝語者、有燥屎也、宜小承氣湯。方十五。 下利して讝語する者は、燥屎(そうし)有るなり、小承氣湯に宜し。方十五。 下利をして讝語するのですから、この下痢も熱痢の範疇に入りますね。 ... つづきを見る
201.厥陰病 373条 欲飲水 白頭翁湯 2018.07.22 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三七三条】 下利欲飲水者、以有熱故也、白頭翁湯主之。十四(用前第十二方)。 下利し水を飲まんと欲する者は、熱有るを以ての故なり。白頭翁湯を之を主る。十四(前の第十二方を用う)。 この場合の下利は、... つづきを見る
200.厥陰病 372条 先裏後表 桂枝湯 四逆湯 2018.07.21 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三七二条】 下利腹脹滿、身體疼痛者、先温其裏、乃攻其表。温裏宜四逆湯、攻表宜桂枝湯。十三(四逆湯用前第五方)。 下利し、腹脹滿し、身體(しんたい)疼痛する者は、先ず其の裏を温め、乃ち其の表を攻む。裏... つづきを見る
199.厥陰病 370・371条 白頭翁湯 2018.07.20 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三七〇条】 下利清穀、裏寒外熱、汗出而厥者、通脉四逆湯主之。方十一。 下利清穀、裏寒外熱し、汗出で厥する者は、通脉四逆湯(つうみゃくしぎゃくとう)之を主る。方十一。 通脈四逆湯に関しては、すで... つづきを見る
198.厥陰病 359条 乾姜黄連黄芩人参湯 2018.07.19 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三五九条】 傷寒本自寒下、醫復吐下之、寒格、更逆吐下。若食入口即吐、乾薑黄芩黄連人參湯主之。方十。 傷寒本(もと)自と寒下(かんげ)するに、醫復た之を吐下して、寒格(かんかく)し、更に逆して吐下す。... つづきを見る
197.厥陰病 356条 茯苓甘草湯 2018.07.18 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三五六条】 傷寒厥而心下悸、宜先治水、當服茯苓甘草湯、却治其厥、不爾、水漬入胃、必作利也。茯苓甘草湯。方八。 傷寒厥して心下悸するは、宜しく先ず水を治すべし。當に茯苓甘草湯(ぶくりょうかんぞうと... つづきを見る
196.厥陰病 353条~355条 四逆湯 瓜蒂散 2018.07.17 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三五三条】 大汗出、熱不去、内拘急、四肢疼、又下利厥逆而惡寒者、四逆湯主之。方五。 大いに汗出で、熱去さらず、内拘急(こうきゅう)し、四肢疼(いた)み、又下利厥逆し惡寒する者は、四逆湯之を主る。方五... つづきを見る
195.厥陰病 352条 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 内有久寒 2018.07.16 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三五二条】 若其人内有久寒者、宜當歸四逆加呉茱萸生薑湯。方四。 若し其の人内(うち)に久寒有る者は、當歸四逆加呉茱萸生薑湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)に宜し。方四。 352条は、前... つづきを見る
194.厥陰病 351条 当帰四逆湯 手足厥 2018.07.15 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三五一条】 手足厥寒、脉細欲絶者、當歸四逆湯主之。方三。 手足厥寒し、脉細にして絶せんと欲する者は、當歸四逆湯(とうきしぎゃくとう)之を主る。方三。 条文の冒頭に手足厥寒とあります。 これまで出... つづきを見る
193.厥陰病 350条 白虎湯 2018.07.14 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三五〇条】 傷寒脉滑而厥者、裏有熱、白虎湯主之。方二。 傷寒、脉滑にして厥する者は、裏に熱有り、白虎湯之を主る。方二。 傷寒で裏熱で白虎湯証ですが、厥証には寒厥と熱厥があるのですが、この場合は熱厥... つづきを見る
192.厥陰病 338条 鳥梅丸 2018.07.13 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三三八条】 傷寒脉微而厥、至七八日膚冷、其人躁、無暫安時者、此為藏厥、非蚘厥也。 蚘厥者、其人當吐蚘、令病者靜、而復時煩者、此為藏寒。蚘上入其膈、故煩、須臾復止。 得食而嘔、又煩者、蚘聞食臭出、其人... つづきを見る
191.厥陰病 326条・337条 綱領 2018.07.12 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三二六条】 厥陰之為病、消渴、氣上撞心、心中疼熱、飢而不欲食、食則吐蚘、下之利不止。 厥陰之病為(た)るや、消渴(しょうかつ)し、氣上りて心を撞(つ)き、心中疼(いた)み熱し、飢えて食を欲せず、食す... つづきを見る
190.少陰病 324・325条 四逆湯 瓜蒂散 2018.07.11 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三二四条】 少陰病、飲食入口則吐。心中温温欲吐、復不能吐。始得之、手足寒、脉弦遲者、此胸中實、不可下也、當吐之。 若膈上有寒飲、乾嘔者、不可吐也、當温之、宜四逆湯。二十三(方依上法)。 少陰病、飲食... つづきを見る
189.少陰病 322・323条 大承気湯 四逆湯 2018.07.10 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三二二条】 少陰病、六七日、腹脹、不大便者、急下之、宜大承氣湯。二十一(用前第十九方)。 少陰病、六、七日、腹脹(は)りて、大便せざる者は、急に之を下す、大承氣湯に宜し。二十一(前の第十九方を用う)... つづきを見る
188.少陰病 321条 大承気湯 2018.07.09 筆者 : 金澤秀光 鍼灸師が読む 『傷寒論』 【三二一条】 少陰病、自利清水、色純青、心下必痛、口乾燥者、可下之、宜大承氣湯。二十(用前第十九方一法用大柴胡)。 少陰病、清水(せいすい)を自利し、色純青(じゅんせい)、心下必ず痛み、口乾燥する者は... つづきを見る