東洋医学の背景 2016.03.07 筆者 : 金澤秀光 梅も見ごろ東洋医学の歴史は、三千年とも四千年とも言われている。ことに鍼灸医学においては、石器時代から行われていたことが考古学的にも知られている。これから鍼灸医学を学ぼうとする諸氏は、黄帝内経が著さ... つづきを見る
邪気の向かう方向と場所 2016.02.18 筆者 : 金澤秀光 春つぼみあいらしいいよいよ春めいて参りましたね。これから三寒四温と呼ばれているように、寒暖を繰り返しながら夏に向かって行くわけですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。治療家の皆さまの... つづきを見る
2/13 養生講座~呼吸瞑想~ 2016.02.17 呼吸瞑想 いおり鍼灸院スタッフの三谷です。今年も昨年に引き続き、養生講座を行っています!一人で瞑想する時間をなかなか習慣にできない人や、瞑想がどんなものかわからない人は参加してみてください。さて、今回の... つづきを見る
症例の評価での留意点 2016.02.15 筆者 : 金澤秀光 まるでバラのよう・・・山茶花14日『一の会基礎講座』で、筆者の娘が患ったインフルエンザB型が呼吸器症状を呈する間もなく一日で治癒した症例を提出したので、その内容を簡単にまとめて開示し、治療家が症例... つづきを見る
性を養う(11)雑禁第十一 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 性を養う、最後は養生における諸々の禁止事項について。毎月の忌み事や一の不当、二の不可、三の愚、四の惑、五の逆、六の不祥、七の癡、八の狂と覚えやすいように書かれています。他の養生書にも細やかな禁止... つづきを見る
性を養う(10)居処第十 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 性を養う(10)居処第十養生篇第十は住むところに関して。 身体の外の第一防波堤としての衣服の次は第二防波堤としての住むところ。この時代は、気候や自然現象の影響を身体感覚で... つづきを見る
性を養う(9) 服用第九 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 第九は服用と書かれていますが、薬の服用ではなく、衣服の用い方とでも解釈したほうが良い節です。基本的に季節に沿った服の厚みについてですが、特に冒頭部分では、春は天氣が温かくなるが、実際には地氣まで温... つづきを見る
性を養う(8)言語第八 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 言語の養生については、基本妄りにしゃべるのではなく、要点をゆっくりと相手に響くようにしゃべること。冬であれば気が藏している為、自分からしゃべることは極力少なく、質問に対して答えるようにしゃべること... つづきを見る
性を養う(7)臥起第七 2016.02.13 医心方 筆者 : 永松周二 行住坐臥という言葉があるように、本来行止第六と臥起第七は文字数自体も少ないことから纏めても良いと思われます。敢えて分けたのは行止は動、臥起は静動の終始と考えての事でしょうか。この辺りの... つづきを見る
性を養う(6)行止第六 2016.02.06 医心方 筆者 : 永松周二 養性篇第六は、立ち居振る舞いについて、千金方と養生志から引用しています。千金方には「人には4つの正すべき行動がある。正しく歩き、正しく坐り、正しく立ち、正しい言葉を使うことである。空腹時にはじっと止... つづきを見る
1/23 養生講座~気を意識した体の使い方~ 2016.01.30 体の使い方 先日の永松先生の身体学講座は沢山の方が参加され、とても賑わっていました。初めて参加される方も数人いらっしゃり、ご自身の身体の使い方や意識の置き方を少し変えるだけで、楽に且つ効率的に身体を使えること... つづきを見る
流れの中に、不変を観る・・・不易流行 2016.01.29 筆者 : 金澤秀光 陽の光がうれしい・・・「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」鴨長明のみならず、世の無常を説いている人はたくさんいらっしゃいます。この変化止まない無常=流行の中に、普遍の真理=不易を... つづきを見る
相生・相剋法則の有効性と限界 2016.01.18 五行論 筆者 : 金澤秀光 光の玉と化した、雨水まず最初に、五行論的法則性を運用する際に、留意しておくべき提言を挙げておく。五行論に限らず、対象を認識する場合、絶対的に正しい視点というものは無く、その時々に応じて最も適切な視... つづきを見る
五行色体表の用い方 2016.01.17 五行論 筆者 : 金澤秀光 寒風の中、微笑んでいるよう五行色体表は、木・火・土・金・水の五つの性質に分類・整理されたものであるが、まず最初に観念的に覚える必要がある。そしてさらに、一歩踏み込んで五つの属性に分類された理由を捉... つづきを見る
性を養う(5)導引第五 2016.01.16 医心方 筆者 : 永松周二 さて、導引の節に入ってきましたが、前回の用氣で導引についての基本を説明していた為に、ここでは導引と按蹻を混ぜながら、毎日行う気の整理整頓について具体的に示しています。特に千金方の十八勢等は日々のケアに... つづきを見る