ブログ「鍼道 一の会」

表症の鑑別要点 時事講義 稲垣会長 2021 10 10

傷寒論

 一の会鍼灸院には、様々な症状を訴えられて来院される方が受診されますが、たとえ腰痛であっても、この症状がどこからどのように波及して生じたものであるか、弁証いたします。

 その弁証の基本中の基本である「八綱弁証」(表裏・寒熱・虚実)の筆頭、表証と裏証の鑑別要点を精密にかつ、簡便に解説しています。

 たとえ腰痛であっても、表証と鑑別して治療するには、傷寒論を熟知しておく必要があります。

 「鍼道 一の会」では、傷寒論は鍼灸師必須の古典と位置付けています。

 中医学的には、麻黄湯証=表寒実証、桂枝湯証=表寒虚証と理解されています。

 ところが 表寒虚証 とされている桂枝湯証の場合でも、実際には発汗法=瀉法となっています。

 では、麻黄湯証と桂枝湯では、病態的にどこがどのように異なるのでしょうか。

 鍼灸師が読む傷寒論と湯液家の読む傷寒論では、自ずとその読み方・視点が異なってきます。

 このような点に関しては、動画の内容をご覧いただけるとご理解いただけると思います。

【文責 金澤 秀光】

 

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