前回、「見ると変化する経穴」ということを書きました。
なぜこのような現象が起きるのかを続けて書いて参りたいと思います。
この原理は、非常に簡単なことであります。
私たちの日常でも、だれにどのように見られるかによって、気持ちや態度を変えませんでしょうか。
会社の上司や学校の先生と接する時と、家族や気心知れた友人と接する時とでは、気持ちも態度も意識的・無意識的であっても変わりませんか?
身体も全く同じです。
身体は、意識領域と無意識領域との合流点です。
心が動けば、身体も必ず変化=動きます。(逆もしかりです)
たとえそれが微妙なものであってもです。
鍼は、どちらかといえば無意識領域から意識領域に働きかける道具だと考えております。
ですから、前提として術者と患者さんとの関係性、これが最も重要です。
お互いの信頼感の度合いですね。
そしてひとつには術者が、どこを観ているか。
肉体を見ていながら内面の気を観ているのか、部分を観ているのか全体を観ているのか、この逆もしかりです。
もうひとつは、どのような背景・世界観を術者が持って観ているか。
これは何をどの程度勉強して自分のものにしているかですね。
学んだことがこなれてる程度でもいいと思います。
これらが両者の間の気の流れに大きく作用し、変化の度合いや様も異なってくることになります。
そして両者の間には、意念が飛び交いますね。
この意念を意識すると、その変化にも気づくことができます。
この意念とは…
つづけますね(笑)
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