五行とは、みなさまご存知のように、木・火・土・金・水ですね。
そして四季を通じて天の気は、生・長・化・収・蔵します。
一方、地の気である、酸(収)・苦(降)・甘(緩)・辛(散)・鹹(軟)は、天の気と真逆に作用します。
なぜ天の気と地の気は相反しているのか?
気味の前段階である地の気の基本的な意味を、稻垣座長が「気」の概念できれいに整理して講義しています。
精神性を追求する宗教家が、なぜ菜食にこわわったり小食・粗食にするのか、その根拠となる考え方とも言えます。
治療家として感性を高めるひとつの方法として、食を正すことはとても有効です。
筆者も、3か月間、禁酒の上に玄米粥と菜食のみで過ごし体重は激減しましたが、五感はとても鋭敏になったという経験があります。
精神性は…(笑)
口にする五味は、生薬を吟味するときにはとても重要です。
さらに方剤構成からは、治療戦略が見えてきます。
これからの将来、稻垣座長の個性あふれる生薬学、方剤学の講義がとても楽しみです。
地の気である五味を、このような視点でとらえたものは他にはないでしょう。
このような発想から生薬学・方剤学を眺めると、これまでにない世界が広がると思います。
2020年6月14日 第2回基礎医学講座の一部公開動画です。
於:一の会 鍼灸院 リモート講義
『鍼道 一の会』は、自由自在に気を扱える、プロの鍼灸治療家を目指す集団です。
ご興味のある方は是非、『場の気』を感じにお越しください。
『鍼道 一の会』についてのお問い合わせは、事務局 大上(おおがみ)まで
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