昔の人は季節の変化をあらかじめ知るために暦を使っていました。
暦の有益な使い方は様々ありますが、我々東洋医学を行っている者にとっても必要不可欠なものです。
季節の移ろいや天気の状態によって体調や病気・症状が様々に変化する方が実際にいらっしゃるからです。
人の身体が季節の気の変化についていけなかったり、過剰に反応して体調を崩してしまったり病気になってしまうことを、古人は経験から知っていたのです。
この暦を上手に使って、季節の変化に寄り添うように衣食住に工夫を凝らし、快適に過ごすだけではなく健康的に豊かに生活していました。
東洋医学では、自然界の気の変化を的確に捉え、人体の生理的変化との調和を図ることによって、病気を未然に防ぐことが出来る養生法も考え出されています。
自然を大宇宙、人間を小宇宙として捉える認識方法があります。
大自然を神とするならば、人間にも同じ神が宿っています。これを内なる神と呼んでも良いと思います。
このような思想を東洋医学では「天人相関」「天人相応」「天人合一」と称します。
ところで古人は自然の気の変化をどのようにとらえたのでしょうか?
まずは四季の移ろいによる気の変化を図に表わして説明しています。
養生の基本、治病の基本を読み取ってくださればと思います。
今回は、川村 淳子先生が冬至・夏至の二至と、春分・秋分の二分、立春・立夏・立秋・立冬の四立の八節から二十四節気に至るまでを解説してくださってます。
どうか、みなさまのお役に立ちますように。
ちなみにこの動画は、2020年7月12日 「鍼道 一の会」基礎医学講座の内容の一部です。
『鍼道 一の会』は、自由自在に気を扱える、プロの鍼灸治療家を目指す集団です。
ご興味のある方は是非、『場の気』を感じにお越しください。
『鍼道 一の会』についてのお問い合わせは、事務局 大上(おおがみ)まで
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