立冬を過ぎ、これからいよいよ冬に向かってまっしぐら・・・という時節ですが、この日は暖かい日差しに恵まれました。
11月11日、「鍼道 一の会」基礎医学講座を開催致しました。
(ちなみに2018年の2+0+1+8を足すとこれまた11になるという、特別なぞろ目の日だったようです^^)
今回の易学は、「八卦九宮図に、自分の身近な人間関係を配置してみる」という、永松副代表が先月出された宿題の提出から。
トップバッターとして指名されたのは、岩下先生。
「前に出て話すと体調が悪くなります><;」と仰ってましたが、なんのなんの、堂々とした発表をしていただきました。
つづいて筆者も含め各先生方も。
一人一人、配置した意図をお聞きしていると、それぞれの方の置かれている今現在の状況が読み取れて、いやー楽しかったです。
自分に関わっている人たちが、今の自分にとってどのような存在なのかを客観的に観ることが出来て、気づきも多かったとの声が寄せられました。
学生とは思えない貫禄の稲垣さん。
ご自身の学生生活や直近の未来に対して非常に肯定的感触を持たれたようで、ますます易学に対する興味も深まったご様子。
次回は、ここからさらに七情へと発展させる宿題が出ています。何が出てくるか、楽しみです。
続きましては、江見木綿子先生による「臓象学」
前回ですべての臓象の解説が終わりましたので、今回は具体的に「臓象を用いて生理現象を考察してみよう」と言う内容でした。
例として、尿意を催してから排尿に至る過程を、臓象で解いてみようという試みです。
学生の岡田くんも前に出てもらい、津液について知り得ていることを列挙してもらいました。
それを手掛かりとして、頻尿、癃閉、寝小便など、様々な病態における臓腑間のかかわりなどにまで及んで、ディスカッションしました。
学生さんからは、
「学校で学んだ東洋医学用語が、具体的にどういう現象として臨床的に現れるのかが分かった。」「様々な意見や考え方、捉え方があることを知って、とても面白く勉強になった。」などの感想が寄せられました。
またすでに臨床に入っておられる先生方からは、「病態把握のトレーニングになった」とお聞きしています。
机上の学びではなく実際の臨床で使える学びとなるよう、知識とイメージ力を駆使して、繋げていきましょう。日常の中で題材を見つけ、トレーニングを重ねていくと必ずや広がりを持って見えてくるものがあるはずです。
そして本日の最後、稻垣座長による「一の会式・東医理論」。
「病因」がテーマでしたが、今回も非常によく練られており、しかもすっきりと洗練されてまとまっていると感じました。
外感病ひとつを取り上げても、主な病因が時候にあるのか その人の内傷に在るのかなど、あいまいな部分を見分けるポイントを明確に解説して頂きました。
おそらく来期には、中医学とは一線を画した「一の会 東洋医学理論」の教科書が出来上がるだろうと思います。
これからの活躍が、とても楽しみです。
参加者の皆様、本日もお疲れさまでした!
次回、『鍼道 一の会』東洋臨床医学講座は11月25日(日)です。
(大阪・南森町の大阪医療技術学園専門学校実技室をお借りして、開催させていただきます。)
『鍼道 一の会』は、随時入会を受け付けております。
興味が湧いた、面白そう、ピン!と来た方、どうぞお問い合わせください。
お問い合わせは
『鍼道 一の会』 事務局 大上(おおがみ)まで
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