このところ、月日の経つのがとても早く感じます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「一の会・東洋医学講座」の様子を少しでもリアルにお伝えしようと思い、動画編集を手掛け始めたのですが、慣れないせいもあって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
さて、難解な<易学>。 今回、永松先生が十干を象形文字から解いてくださいました。
単なる暗記ではなく、イメージと結びつくと覚えやすく、そこからまた応用もしやすいと実感しました。
表音文字ではなく、象形文字の恩恵ですね。
その模様を、是非動画でご覧ください。
YouTube動画はこちら :
続いて、稲垣先生による<中医学から学ぶ東洋医学用語>
今回は「精・神、臓腑・経絡について(陰陽で人体を考える②)」
肉体的に問題はなくとも、ある出来事をきっかけに”無神”になることを、誰しもが体験したことのある事例を用いて論ぜられました。
また人間の「神秘」について論及され、まさに東洋医学の「心身一如」の神髄に迫る内容でした。
さらに陰陽論を駆使しつつ、臓腑・経絡を簡単・明確に定義して頂き、金澤先生の臓象学・経絡学へとつながる講義でした。
午後からは、引き続き稲垣先生による<傷寒論から学ぶ六経病 『八綱弁証と六経弁証』>
先ず、「弁証」とはなにか?という問いから始まり、東洋医学必須の八綱概念とその用い方を講義くださいました。
金澤先生は、常々「分かってしまえば簡単なこと」と仰います。
しかし、初学者にとっては、一見簡単なことのように感じても、臨床に応用するとなるとなかなか難しい。。。そう感じておられる先生方が多いのではないでしょうか。
学生諸氏にとっては猶のこと、少々難しく感じられたかもしれませんが、今のうちから慣れておくこと。これが臨床力を高める秘訣なのです。
そして金澤先生の<臓象学・経絡学> 今回は肺の臓でした。
肺の臓象図からイメージされる機能と、経絡の走行ルートを、別々に観るのではなく「一つとして見ること」が大切だと説かれます。
また「宣散(宣発)」という中医学用語を例にし、肺の臓が「宣散(宣発)」を行うのではなく、「宣散(宣発)」の舞台になっていることをしっかりと認識する必要があると。
足太陰脾経の原穴「太白」は、金星のことであり、手太陰肺経が中焦から始まることなども交え、経絡流注と経穴で解かれました。
そして最後はやはりこの方、永松先生の「一之道術」<吐故納新法2>
朝から夕方までの座学、頭をたくさん使いました。精神的疲労の後に毎回リフレッシュさせてくださいます。気が蘇ってくるようでした。
動作は簡単ですが、気の重心を維持しながら行うのは、なかなか難しいものがあります。これを言葉で伝えるのは、難度が高いです。
ご興味のある方は、「一の会・養生講座」でも行っています。(養生講座は、どなたでも参加できます。)
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