ブログ「鍼道 一の会」

2016年度 第2回「一の会・東洋医学講座(基礎)」活動報告

公開動画

 
 このところ、月日の経つのがとても早く感じます。

 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 「一の会・東洋医学講座」の様子を少しでもリアルにお伝えしようと思い、動画編集を手掛け始めたのですが、慣れないせいもあって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

 さて、難解な<易学>。 今回、永松先生が十干を象形文字から解いてくださいました。

 単なる暗記ではなく、イメージと結びつくと覚えやすく、そこからまた応用もしやすいと実感しました。

 表音文字ではなく、象形文字の恩恵ですね。

 その模様を、是非動画でご覧ください。

YouTube動画はこちら :
 
 続いて、稲垣先生による<中医学から学ぶ東洋医学用語>
  今回は「精・神、臓腑・経絡について(陰陽で人体を考える②)」
稲垣順也
 肉体的に問題はなくとも、ある出来事をきっかけに”無神”になることを、誰しもが体験したことのある事例を用いて論ぜられました。
 また人間の「神秘」について論及され、まさに東洋医学の「心身一如」の神髄に迫る内容でした。
 さらに陰陽論を駆使しつつ、臓腑・経絡を簡単・明確に定義して頂き、金澤先生の臓象学・経絡学へとつながる講義でした。
 
 午後からは、引き続き稲垣先生による<傷寒論から学ぶ六経病 『八綱弁証と六経弁証』>
 先ず、「弁証」とはなにか?という問いから始まり、東洋医学必須の八綱概念とその用い方を講義くださいました。
 金澤先生は、常々「分かってしまえば簡単なこと」と仰います。
 しかし、初学者にとっては、一見簡単なことのように感じても、臨床に応用するとなるとなかなか難しい。。。そう感じておられる先生方が多いのではないでしょうか。

 学生諸氏にとっては猶のこと、少々難しく感じられたかもしれませんが、今のうちから慣れておくこと。これが臨床力を高める秘訣なのです。

 そして金澤先生の<臓象学・経絡学> 今回は肺の臓でした。
金澤秀光
 肺の臓象図からイメージされる機能と、経絡の走行ルートを、別々に観るのではなく「一つとして見ること」が大切だと説かれます。
 また「宣散(宣発)」という中医学用語を例にし、肺の臓が「宣散(宣発)」を行うのではなく、「宣散(宣発)」の舞台になっていることをしっかりと認識する必要があると。
足太陰脾経の原穴「太白」は、金星のことであり、手太陰肺経が中焦から始まることなども交え、経絡流注と経穴で解かれました。
 そして最後はやはりこの方、永松先生の「一之道術」<吐故納新法2>
永松周二
 朝から夕方までの座学、頭をたくさん使いました。精神的疲労の後に毎回リフレッシュさせてくださいます。気が蘇ってくるようでした。
 動作は簡単ですが、気の重心を維持しながら行うのは、なかなか難しいものがあります。これを言葉で伝えるのは、難度が高いです。
 ご興味のある方は、「一の会・養生講座」でも行っています。(養生講座は、どなたでも参加できます。)
講座風景

講座風景

講座風景



次回、「一の会・東洋臨床医学講座」は 5/22(日)です。

(「養生講座」は 5/28(土)に行います。)

一の会ロゴ

Track Back URL

https://ichinokai.info/blog/news/2016%e5%b9%b4%e5%ba%a6_%e7%ac%ac%ef%bc%92%e5%9b%9e%e3%80%8c%e4%b8%80%e3%81%ae%e4%bc%9a%e3%83%bb%e6%9d%b1%e6%b4%8b%e5%8c%bb%e5%ad%a6%e8%ac%9b%e5%ba%a7%ef%bc%88%e5%9f%ba%e7%a4%8e%ef%bc%89%e3%80%8d/trackback/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

▲