秋らしい、さわやかな日が続いていますね。
秋は「容平」、夏の間に勢い良く伸びていたものが止まり、収斂され、物事の形が定まっていく季節です。
コツコツと積み上げた知識と経験が、いつかしっかりとした実をつけますように!
今月も励んでまいりましょう。
9月27日(日)に行われました『一の会・東洋臨床医学講座』の第6回目について、スタッフ大上が概要をレポートいたします。
1限目:易学
永松副代表
永松周二 先生 |
佳境に入って参りました『五運六気』。
前回の復習として「歳運」と「歳支」について、さらに「主運」「客運」についても解説していただきました。
筆者の感じたこととして―――
始まった当初には何が何だかわからなかったものが、回を重ねるごとに少しずつ、断片的だったものが繋がってきたように思います。繋がり始めるとさらに面白くなりますね。
2限目:生薬から学ぶ有名病証
稲垣学術部長
稲垣順也 先生 |
前回に引き続き、今回は「血瘀」と「血証」を対比させ、解説していただきました。
臨床においては紛らわしい場合もあり、両者の鑑別についてもお話しくださいました。
今日のメインは「血証」に用いられる代表的な生薬である阿膠について。
「黄連阿膠湯」を例にとり、その方意についての解説がありました。
また、血に関する話題から発展して「陰虚」および「心腎不交」という病態について、易の概念や ご自身の体から得られた知見などを織り交ぜ、大変わかりやすくお話しくださいました。
生薬見本 |
3限目:時事講義
金澤代表・永松副代表
3限目:時事講義
金澤代表・永松副代表
金澤秀光 先生
テーマを決めないスタイルで行われます、金澤代表の時事講義。
毎回のように登場する、お酒にまつわるよもやま話から始まり、最近得られた症例の紹介がなされました。
そして、診察や治療を行うにあたって最も重要なことは、これまでの講義でも述べられてきたとおり、治療者である自分の体を整え、自身の気の置き所をしっかりと作ること。
それを外しては、いかに高度な理論を学ぼうとも、それが臨床に生かされることは難しいであろう。
実際の施術に当たって、患者の気の偏在をとらえることは至難の業であろうと説かれました。
そこで永松副代表にバトンタッチ。気の置き所ができているかチェックをお願いしたいと突然水を向けられた永松副代表、快く応じてくださいました。
金澤秀光 先生 |
テーマを決めないスタイルで行われます、金澤代表の時事講義。
毎回のように登場する、お酒にまつわるよもやま話から始まり、最近得られた症例の紹介がなされました。
そして、診察や治療を行うにあたって最も重要なことは、これまでの講義でも述べられてきたとおり、治療者である自分の体を整え、自身の気の置き所をしっかりと作ること。
それを外しては、いかに高度な理論を学ぼうとも、それが臨床に生かされることは難しいであろう。
実際の施術に当たって、患者の気の偏在をとらえることは至難の業であろうと説かれました。
そこで永松副代表にバトンタッチ。気の置き所ができているかチェックをお願いしたいと突然水を向けられた永松副代表、快く応じてくださいました。
4限目:臨床実技
金澤代表
4限目:臨床実技
金澤代表
5限目:身体学実技
永松副代表
午前の講義・実技の流れから、今日は「舟漕ぎ運動」を用いて、自分の気を意識しつつ相手の気を捉える練習を行いました。
これはもう参加して、実際に体験してみないとわかりません。
このようなことが学べる場、”心・技・体” のすべてを網羅した学びの場は、現状では「一の会」しかない。永松先生はそう仰っています。
午前の講義・実技の流れから、今日は「舟漕ぎ運動」を用いて、自分の気を意識しつつ相手の気を捉える練習を行いました。
これはもう参加して、実際に体験してみないとわかりません。
このようなことが学べる場、”心・技・体” のすべてを網羅した学びの場は、現状では「一の会」しかない。永松先生はそう仰っています。
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